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美術家ダミアン・ハーストの最新作「Cherry Blossoms」がパリで初公開
「カルティエ現代美術財団」は、英国の美術家ダミアン・ハースト(Damien Hirst)の最新作、「Cherry Blossoms」をフランスで初の展示を行う。
ハーストは1990年代コンテンポラリー・アート界の代表格と言われており、なかでも「死」をテーマにした、サメや牛をホルマリン漬けした作品は強烈なインパクトがある。一転して今回はポップなタッチで濃密で鮮やかに描かれた「Cherry Blossoms」。「美と生と死」をテーマに、印象画、点描画法やアクションペインティングを参考に風景画の伝統をユニークに再解釈した。丸3年費やした「Cherry Blossoms」シリーズは全体で107枚に及ぶ。この展覧会では、カルティエ現代美術財団ゼネラル ディレクターのエルベ・シャンデスとハースト自身が選んだ30点の絵画を展示する。
展覧会に向けて2本のフィルムが制作された。ひとつはテムズ川沿いにあるハーストのアトリエを、360°で撮影されたもうひとつのフィルムでは、彼の別のアトリエを本人の音声解説のもと巡ることができる。展覧会期間中オンラインで視聴可能となる。
ダミアン・ハースト 「Cherry Blossoms」
会期:7月6日(火)〜2022年1月2日(日)
会場:カルティエ現代美術財団
住所:261,Boulevard Raspail 75014 Paris