nanamica 2021年秋冬ウィメンズコレクション
ブランド:nanamica(ナナミカ)
内容:今季は、快適さを求め「心を満たすライフ テックウェア」に注力。新たな試みとして「HOME-OFFICE WEAR」を展開する。1960年代頃、アメリカの学生たちが寮で過ごしている姿を写した映画に着想。4つのテーマに沿ってデザインした。
ANY TIME WORKS
シーズンレス、ジェンダーレス、エイジレス、ジャンルレスがコンセプト。「CCY(COVERING CORE YARN)」シリーズの新作アイテムでは、ヨーロッパのワーカーに慣れ親しまれてきたモールスキンのカバーオールとパンツのセットアップが登場。コットンコアヤーンを用いて国内機屋で分厚く織り上げたモールスキンは、濃色が美しく独特な鈍い光沢が特徴。独特な柔らかさと光沢のある超長綿「SUPIMA COTTON CCY (COVERING CORE YARN)」シリーズでは、13.5オンスのスウェットシャツとフーディーをアイコニックなスプリットヨークスリーブのパターンワークで仕立てた。希少な編み機で編んだボディ幅のチューブ生地を使って、着心地の良いポケット付きのTシャツを製作。
HEADING TO THE OFFICE
「都会で働くクリエイターたちの快適」をテーマに製作。軽量で耐久性の高いリサイクルポリエステルと吸放湿性、消臭性、保温性、はっ水性など天然の機能性をもつZQメリノウールを高密度に織り上げ、コートをデザインした。
HOME-OFFICE WEAR
「リラックスと集中」をテーマにオフィスウェアを製作。体から出た体温(遠赤外線)を体に戻すことで保温する「光電子®繊維」を採用。光電子®を使用したアイテムは、運動前後や休養、睡眠時に身体をコンディショニングする目的でアスリートにも取り入れられていて、休息時の体温の維持、睡眠時の着心地の良さ、休息しやすい環境を整え、積極的休息効果を高めるという。クラシックな見た目のスウェットスーツには、表側の天竺に紡績工場で出た落ちわたをブレンドしたリユースコットン糸、裏側には光電子®パイルで編んだダブルフェイス生地を使用。前傾姿勢をしている時間が長いことも考えて、後ろ身頃の丈を長く設定した。コットン/光電子®の「アスレチックTee」シリーズでは、タートルネックTee、ロングスリーブTee、フットボールTeeを展開。光電子®ミニパイルを裏面にした薄手のダブルフェイス素材を使用している。リモート画面でだらしない印象を避ける為に、衿丈を少し長く首にフィットするようデザイン。着心地をよくするために脇ハギを無くした。ウール/光電子®のニットは、昔の服のディテールに見られる前身頃をスウェード素材で切り替えたジップカーディガン。コットン/光電子®の足袋型スポーツソックスは、インナーパイルでやわらかく編見込んだ。トレイルランニング用に開発された吸汗速乾性、ストレッチ性に優れた素材「ALPHADRY®」を使用したジャケットとパンツも登場。ストレスを感じさせないよう脇に縫い目のない仕立てとなっている。
THE WIND, THE SUN AND THE SEA
「毎日を忙しく過ごしている人に、休みの日に海で着てもらいたい服」テーマに製作。モヘヤのプルオーバーセーターにリバーシブル仕様のダウンコートをレイヤード。フロントのアジャストボタンでフォルムを絞ることで、コートのインナーとしても着用できる。リサイクルファイバーを混合させた環境配慮型中わた素材「プリマロフト®ブラックインサレーションエコ」を採用したインサレーションジャケットも登場。水濡れに強く、汚れても家庭で洗濯できる。ボリュームのあるスタンド衿には、ウエイトの軽い同じ中わた入りのフードを収納している。