まず、自己啓発本を捨てる
2019年に始める5つのこと
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インフルエンサーワナビーの見せかけのスポンサー投稿や、カニエ・ウェスト(Kanye West)関連のニュースを通知しないという新アプリ『SnoozYe』が必要不可欠となったこのご時世、生活を有意義にするために奔走する毎日である。
しかし、無意識の内に日常の大部分をデジタルコンテンツに費やし、自身に置き換えることで、何かを達成できていない、かっこよくない、教養がないと、気持ちの切り替えを意識し過ぎて、疲弊してしまう。
達成度合いは人によって異なるが、健康や知性のいかなるレベルにおける目標があったとしても、2019年にやらねばならぬことが一つある。それは、自分自身に優しくあること。
自己啓発本を捨てる
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自己啓発本に刺激や影響を受けていないのなら、頑張って稼いだお金をそれに費やすのはやめよう。実際のところ、自己啓発本のほとんどがすでに知っていることばかり。それがあなたのために教訓を語り、まとめているものであるなら良いかもしれないが、人生に変化をもたらすのは自分自身であり、どう考え、行動すればいいかは全て自分次第である。
変わりたいと思う部分を見極めるのは、思うほど難しくない。それを継続するのが難しい。自己啓発本がなければ、週に4日もジムに通い、野菜を食べ、自己満足感を得て、必要以上に頑張る必要もなくなる。まず一歩引いてみて、達成可能な目標を設定し、そこから始めてみてほしい。
今読んでいる自己啓発本が、いろんな意味で “ベストライフ” へ導いてくれると思って購入したのであれば、気持ちの煽り、自尊心、睡眠や運動、セックスなどの健康状態を侵害すると科学的に証明されているという事実を知っておくべきである。そして、幸せにお金は必要はないということ。
断る勇気
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約束をキャンセルすることを良いと思う人などいない。直前のキャンセルはやめるべき、いくらいい言い訳があったとしても。
社会への不安や仕事での圧力もあるが、自分の手に余るような仕事をし続け、毎度のようにがっかりさせていても誰も喜ばない。何をしてもうまくいかない日に家に帰ってゆっくりするなと言っているわけではない。むしろオススメする。でも、多くの責任を抱えて過ぎて、抱えきれなくなるようであれば、全てに二つ返事で、後にみんなをがっかりさせるよりも最初の時点で自分の時間を持つことが重要である。
さらに、業績を上げるために頑張り過ぎた結果、パフォーマンスも良くなく、完遂すらできなかったら意味がない。自分のできる範囲を見極めることで、ストレスレベル(関わる人も)を軽減することが重要である。
散財しない
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2019年のファッション業界は、サスティナビリティを広げ、低賃金で行われるファストファッションの生産や、製造のメソッドなどを解決することに力をいれるように、仕立ての良い服にお金を出す人もいるだろう。そうなれば、毎回新作を買う必要はなくなる。山積みのゴミ同然の服や靴に無駄なお金をかけても、満足は得られず、お金を失い、後悔することになるだろう。
その代わりに、あなた好みの良質な服や物にお金をかけることは、長続きする上に、あなた自身のスタイルを生む。最も大切なことは、自分自身で服を決め、ソーシャルメディアの意見を気に留めないことである。好きでもないフォトジェニックで流行りの服ばかり持ち、無駄遣いをするべきではない。
ソーシャルメディアに頼り過ぎない
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フォトジェニックで流行りの格好をするという話題は、ここにも関係している。近年、いくつかの研究で、ソーシャルメディアでインスタグラムが、最もメンタルヘルスに悪影響を与えるという結果が出た。様々なブランド、アイデアを収集したり、自信を持つための良いツールであり、あなたの知識をも広げてくれるが、同時に自尊心を奪うツールでもある。
インスタグラムが発達するにつれ、比較する文化ができた。もしすでに充実した生活が送れていないと感じるなら、不愉快に思う人の投稿で埋められたページをスクロールしているからである。
インスタグラムを見る時間を減らすのはどうだろう。携帯にあるソーシャルメディアを全て削除するよりも、決まった時間にのみ使用を制限すれば、自尊心を取り戻す効果がある上に、生産性の向上をも可能にするだろう。
ゴールの調整
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決意を守れなかったと答えたニューヨーカーが80%もいたと、ビジネスニュースサイトBussiness Insider(ビジネス インサイダー)が伝えた。その記事では、決意を守るために、1つか2つオンライン上で授業を受講することを推奨していた。悪い意見ではないが、オンライン授業を受けるという決意は簡単に破ることができてしまうことも事実。ここで言いたいことは、決意を破ることはそこまで大きな問題ではないということ。
おそらく私たちは、決意を“破る“ことを別の見方で見る必要がある。それを “再調整” と呼ぶ。来年までに決意が守れないと心が揺らぐならば、ゴールを見直し再調整を行うべきである。
野心的に考えることは素晴らしいが、現実的になるべきである。1ヶ月で自宅のソファーで寝転がっていた人がマラソンランナーになれないからといって自分自身を責め立てるのは時間の無駄であり、やる気を削いでしまう。そして、いろいろなことに気が散ってしまい、結果良くない方向に向かってしまう。
要約すると、もし設定したゴールを重荷と感じるならば、自分ができる範囲にゴールを設定し直すべきである。そうすれば、生活の中で起きる変化もポジティブに捉えることができるだろう。ゴールとは、あくまでも満足をするためのものである。
- Words by: Heather Snowden