川本諭に学ぶ Quality of Life #2
独創的な植栽スタイリングやアーティスト活動などを通じて、都市生活におけるグリーンの魅力を様々な形で教えてくれる、GREEN FINGERSのディレクター川本諭。植物のスタイリングに限らず、ファッションやライフスタイルまで、自分の好きなものを知っている人ならではの説得力あるセンスが、国内外から高く評価されている人物である。
この不定期連載では『川本諭に学ぶQuality of Life(QOL)』と題し、Satieこと川本諭の日常からHighsnobietyが気になるトピックをピックアップする。QOL、則ちクオリティ・オブ・ライフとは、私たちが自らの生活や人生に見い出す質や価値、自分にとっての幸せや充実感だ。日本だけでなく、世界各地で意欲的に(そして楽しみながら)活動する川本氏から、自分のQOLのヒントを探ってみよう。
2月のファッション篇に続き第2弾となる今回は、川本氏が愛用するアクセサリーに注目。植栽やデザイン、仕入れなど、普段から土や植物を触り、手作業の多い川本氏だが、仕事中でもアクセサリーはつけっぱなしだそう。「キズとかついても、それはそれでかっこいいんじゃないかと思ってる」と話す辺りに、植物同様、ジュエリーにも経年変化の美しさを見出す川本氏らしい審美眼がうかがえる。以下より、ここ最近の写真7枚をご紹介。
イタリア各地で少しずつ集めたペンダントパーツです。ほぼヴィンテージ。細めのゴールドのボールチェーンに通してつけてます。
相棒(愛犬)Zorroの顔のカメオリングは、サウスイタリアでオーダーしたものです。カメオのベースカラーは、あまり見ないダークブラウンにしました。世界に1つしかないので気に入っています。
Cartierのブレスレットとリングはゴールドで揃えてます。Cartierのジュエリーは、ほとんど外さないかも。ヴィンテージリングは、最近見つけたミラノのヴィンテージジュエリー店で購入しました。
ナバホのヴィンテージピンズを付けたポーチも紹介します。ポーチ自体もナバホのハンドクラフト。旅をする時など、ジュエリー入れとしてとして重宝しています。
右3点と左上はナバホのヴィンテージブレスレットです。大きさとデザインが好きでよくつけています。左下のブレスレットはLarry Smithのもの。カスタムで、ゴールドビーズを入れてもらいました。
左は、ニューヨークでオーダーしたJack Walkerのブレスレットです。よくつけてるので使用感がすごい(笑)。 イニシャルを入れてもらいました。右は、数年前にwind and seaで購入したものです。下のDinh vanのコードブレスレットは、手錠のモチーフに惹かれて買いました。
ミラノのショップFortelaで買ったムラサキとキナリのブレスレットは、馬の毛で作られています。その日の気分に合わせて、色々なジュエリーをミックスして楽しんでいます。
川本諭(かわもとさとし)
東京、ニューヨーク、ミラノで店舗を展開するGREEN FINGERSのディレクターであり、プラントアーティストとして活躍する。東京、ニューヨークを経て、2018年より生活の拠点をミラノに移し、現在はヨーロッパでの活動に注力中。2019年4月のMilano Design Weekにて展示したインスタレーション、“LIFE AND DEATH”も反響を呼んだ。
Info.
ニューヨークでスタートさせたブランドGREEN FINGERS MARKETをミラノでもオープン予定。
- Words by: Saori Ohara