style
Where the runway meets the street


MAISON CHRISTIAN DIOR(メゾン クリスチャン ディオール)のパフューム クリエイション ディレクター、フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)が手がけた「NEW LOOK(ニュールック)」は、しなやかで建築的な新しいDIORのスタイルを象徴し、厳格さとリラックスしたスタイル、ラグジュアリーな心地よさが融合した、プレタポルテをまとうような香りを持つフレグランス。

フランキンセンスの独創的な爽やかさと香木らしい神秘的なアクセントが印象的。やわらかで官能的な感触と、アンバー アコードの深い温もりがミックスされ、フレッシュに香るアルデヒドが授ける特徴的なフレッシュさが香りのインパクトを生み出している。トップ ノートからベース ノートまで流れるようなラインは、アンバーフレグランスの美しさを讃えるコンポジションで、現代のDIORの精神と完璧な調和を奏でる。


「クチュールを表現する方法として香水を創ったクリスチャン・ディオールに忠実であるために、ファッションとフレグランスの完璧なシナジーを極めて大胆なスタイルで引き継ぎたいと考えました。そこで目指したのは、現代のニュールックの精神やニュアンス、そしてエッセンスと響き合う香りを創ること。素晴らしくモダンなディオール ファッションは、アバンギャルドな美しさとエネルギーに溢れ、上質な生地とその裁断が身体を解放すると同時に、曲線とセンシュアリティを際立たせています」。

フランシス・クルジャン/ディオール パフューム クリエイション ディレクター

ALL DIOR

——メゾン クリスチャン ディオールのパフューム クリエイションディレクター、フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)による「NEW LOOK」の香りについて感想をお聞かせください。

ローズ:僕はNEW LOOKを試した時、お香っぽさや神聖さを感じました。

——色んな香りのマリアージュですね。フランキンセンスは、チャコールの上に樹脂を置いて炊くんです。そうすると煙がもくもくと湧いてくる。ちょっと清涼感のある煙ですごく繊細。香っていくと、フランシスが求める香りが立体的に見えてくるはずです。

ローズ:はい。香るたびに色んな香りがします。

——つけたては、アルデヒドが一気に香ってきて、その後フランキンセンスが来て、最後にアンバーがゆっくり残ってくる。変化が楽しめる香りなので、それもまた面白いと思います。「NEW LOOK」という商品の成り立ちを読むと、DIORのファッションとの結びつきも強くて。シルエットやカッティング、素材も含めてDIORは色んなことを提案している。ファッションとフレグランスの親和性みたいなのを考えながら作られている香りだなと。今日、DIORの服を着られているので、そのマッチングがとても素敵です。ちなみに香水はそれぞれどんな時につけますか?

モーガン:毎日のようにつけてます。ベースはウッド系のものを好んで買うのと、お香っぽい香りがするものっていうのが共通しているかもしれないですね。DIORももちろん持ってますし、全部で7、8本くらい持ってます。

——使い分けたりしますか?

モーガン:季節によって使い分けます。気分転換に月に1回だけ違う香りを使ったり。でも基本は一つの香りに絞ってます。この香りは自分だよね、みたいな感じで。
深水光太(以下 深水):やっぱり香りってその人を思い出すじゃないですか。香りが一番記憶に残るみたいな話も聞いたことがあるので。僕も冬は重めの香水を使っていて、夏はより爽やかな香りを選ぶようにしています。その2種類が結構定番です。2人といても、「あ、ローズの香りだ」とか「モーガンの香りだ」っていうのが、見なくても分かるくらいなので、そういうのって素敵だなと。
モーガン:服も作っているんですけど、ローズとはサイズも色も一緒なので、香水の香りで、「あ、これローズのだ」とか。
深水:モーガンが一番嗅ぐよね(笑)。
モーガン:うん(笑)。本当に全部同じ。だから香りで識別する(笑)。

——素敵ですね。

モーガン:目に見えないその人を感じる部分だよね、香りって。
深水:一番感じられる部分。香りってすごいよね。
ローズ:僕はその時の服装によって、自分の中で定義があって。ちょっとかっちりした時はこういう香り、ちょっとスポーティな時はこういう香り、みたいな。それに従って毎回香水を選んでます。

——深水さんとは違って、同じタイミングでも色んな香りを使うんですね。

ローズ:そうですね。でも、好きな香水は週5つけたりとか、それ以外は週2だったりとか、そういうのはありますけど。そういう感じで香水を選んでますね。

ALL BY DIOR

——みなさん、いつ頃から香水をつけ始めましたか?

モーガン:高校生の時が初めてかな。お父さんがつけている香水がいい香りだったから。それを使って。
深水:お父さんの影響で?
モーガン:うん。なんか大人っぽいなと思って。自分からはその香りがしないから。やっぱり大人はそういう香りするんだって思って。
ローズ:俺は高校生の時、雑誌でこの香水つけたらモテるみたいなのを買って(笑)。自分でも好きな香りでした。
深水:僕は大学生のころからつけ始めています。めちゃくちゃおしゃれな友達が良い香りがしていて。おしゃれな洋服屋さんに行っても、やっぱりいい香りするんですよ、洋服も。ファッションと香りってすごい大事なんだなって勝手に印象付けて。
モーガン:でもファッションって結構総合的な部分もあるじゃないですか。ただこの服を着ているからおしゃれとかじゃなくて、見た目、スキンケアとかももちろん、身なりとか、動きとか。
深水:最近モーガンとよく話してて。洋服をやる前に、やっぱり自分の体とか、香りとかスキンケアも、ファッションだって。表面的に服だけ買っておけばいいとかじゃなくて、その周り全てだ、って。
モーガン:服だけだとなんか2Dみたいな。でも、香りとか髪型、体、健康とかがあると、奥行きが生まれるから。
深水:やっぱり掛け算でよりよくなっていくという。

——まさにこの「NEW LOOK」もファッションと香水の結びつきというインスピレーションです。基本的に香りだけ分離することはできないですね。

モーガン:うんうん。あ、香りが変わった。さっきの印象とまた違う。

——アンバーが肌に馴染んできましたね。最後に一番柔らかくなります。

モーガン:柔らかくなりました。

——先ほどおっしゃったように、そういうことも立体的ですよね。

モーガン:香水をつけない日はないですね。忘れたら一回戻ります。家出てパーっと忘れて、車入って、「あれ? ちょっとついてないかな」って。
ローズ:ちょっとテンション落ちます。うわぁって。
モーガン:今は持っていないんですけど、トラベル スプレーがあって。それは基本ポケットに入っていました。香水のボトルを持ち歩くのって大変じゃないですか。割れちゃうかもしれないし。でも、食事行ったりとか、1日外に出て、どこかのタイミングで一回つけます。それくらい自分にとって香水や香りは重要。

——香水以外で、家や部屋で香りに対するこだわりはありますか?

モーガン:もうすごい拘ってます。お香とルームフレグランスは玄関と寝室に。クローゼットには、ハンガータイプになっている香りを入れると、クローゼットの中がその香りになって、服に香りがつくんです。あと、ハンドクリームと、髪が長いのでヘアースプレーをつけたりとか。香りはほぼ全部持ってるかもしれないです。
深水:僕は、YouTubeとか仕事の時間が増えて、おうち時間みたいなのが大切になってきたので、編集する時はアロマをたきます。香り一つでモチベーションが変わります。「あ! キャンドルつけてなかったからだ! 」とか。
モーガン:キャンドル好きだよね。
深水:キャンドルですごい編集進みました(笑)。
ローズ:僕も2人と結構近いかもしれないですね。今の季節とかは毎日朝晩ボディークリームをつけていて、それも香りがついてます。つけると気持ち的にもすごいテンション上がりますよね。自分の好きな香りなので。僕的にはテンション上げるためのものなのかなと思います。家でもそれこそお香をたいてます。デフューザーも色んなところに置いてます。リビング、寝室だったり。それぞれ香りも変えて。

——皆さん、すごい香り好きなんですね。

ローズ:好きですね。香りに敏感というか(笑)。

——OUR’sとしてのお仕事についてもお聞きしたいのですが、どういったところからインスピレーションを受けることが多いですか?

モーガン:日々見ているものがインスピーレーション。頭の中でぐちゃぐちゃになって、ドリップみたいにちょっと出てくるみたいな(笑)。動画制作とかも、絶えずYouTubeを漁って、海外のクリエイターとか、光太がこういう人かっこいいよって言って、それが議題に上がって、その人を一斉にみんなで分析したりとか。この映画、アングル面白いよとか、結構シェアしてます。出勤の時、ミーティングの時間が2時間くらいあって、ランチも一緒にするんです。朝集合してから、昼くらいまでずっとミーティングみたいな感じで、何を今週見たかとか、何をしたかみたいなものをみんなで話し合って、 「あ、それいいね。僕も行ってみよう」という感じの話が基本毎日あります。光太はこれいいって言ってたな。じゃあ、これを動画にできないかなとか。
深水:動画作りとかも、やっぱり自分たちの自己満足過ぎても見にくいし、寄り添いすぎても面白くないしっていうところで、やっぱりこの時代に何が見られていてとかは3人で共有しながら、それをどうOUR’s風に調理するか、それに対して俺らのスパイスをどう入れ込むかみたいなのは。
モーガン:ちょっとしたいい裏切りみたいなのがないとね。
深水:ただそのまま同じような動画を出してもやっぱり面白くないので。どう俺らっぽさっていうか、世界観を入れ込むか、みたいなことはよく話してます。
ローズ:ここ最近海外の動画クリエイターをちょっとサンプリングさせていただいて、そのエッセンスを僕らの動画に全部入れてみたら、海外の人にもちょっとリーチが残りました。アジア圏の中国、韓国、台湾もですけど、アメリカやヨーロッパの人にもちょっとだけ見られるようになりました。
モーガン:今、大体全体の15%くらいの人は海外です。

——OUR’sを始めるきっかけは?

深水:最初モーガンが個人でやろうと思ってたタイミングで、僕の友達がYouTubeバズっていて。僕とモーガンは一緒にSULLEN(サレン)で働いていたんですけど、お店の売上を上げるために、YouTubeやった方がいいんじゃないかって僕がモーガンに言ったタイミングで、モーガンは自分1人でやろうと思っていたらしくて。「だったら、やっちゃう? 」みたいな感じです。ローズも一緒に働いていたので、だったらローズ誘って3人でやろうよみたいな。僕はお店の売上のため、モーガンは個人の活動のためみたいなのが、たまたま。
モーガン:あとはパリに買い付けとかも行っていたので、そういう絵とかも見れたら新しいんじゃないかなと思って。もともと僕は1人でやろうと思ってて、それを光太に言おうとしたら、光太から、「これからはYouTubeだよ」って言われて。まだ喋ってなかったので、「え、俺ちょうどそれを言いに来たんだけど」みたいな。ちょうど縁だからなんかやろうって。
モーガン:メインはお店のためにっていう感じで、お店のアイテムを着用したりとかして、コーディネイトの動画を撮ったりとか、何人か来客に繋がればいいなみたいな。
深水:最初から今みたいなプロモーション、ミュージックビデオっぽいYouTubeがやりたいって話していました。

——構成とかもリンクしていたんですね。

深水:最初から決まっていたかもしれないですね。
モーガン:エンタメ系っていうより、YouTubeはどうしてもPV見る場所みたいな感じだったので、属性的にもPVみたいな方がいいんじゃないかって思って、見せる方で頑張ろうって。喋りは得意じゃない(笑)。

——カメラでそれぞれが撮り合うというのも、自分たちで勉強してやってみようみたいな感じですか?

モーガン:そうですね。まあ、手伝ってくれる人もいないし(笑)。
ローズ:本当スマホからスタートしました。スマホに小さいジンバルみたいなのつけて、お互い撮り合いっこみたいにしてました。ちょっとずつ登録者数も増えて行って、もっといいカメラにするかってことで、徐々に徐々にいいカメラ、いいレンズを買いました。
深水:30万のカメラを買ったやつとか、写真残ってるもんね(笑)。まじで金なかったよね(笑)。
モーガン:貯めたお金を光太に持ってもらって、光太がお金をこう、ビックカメラのお会計で、こうやって、30万円分くらいをキャッシュで(笑)。
深水:自腹で全部やってました。
モーガン:いつか返ってくるからいってみるかって。
深水:先行投資ですね。可能性があるんだったら、かけちゃった方がいい。

——話は戻りますが、NEW LOOKのボトルやデザインの印象はいかがですか? そういう部分にもこだわりますか?

モーガン:でもやっぱり目に見えるところに置いておくことが多いので、このミニマルなデザインはどこの場所でも映えますよね。
ローズ:僕もそうかな。洗練されたデザインのものがそもそも好き。
深水:字体とかもいいよね。DIORだし。

——ありがとうございました。

メゾン クリスチャン ディオール ニュー ルック (オードゥ パルファン)
40mL 15,950円(税込価格)
125mL 34,100円(税込価格)
250mL 48,400円(税込価格)

発売日:2月2日(金)
取扱店舗:ディオール 公式オンライン ブティック/ハウス オブ ディオール ビューティー 表参道/ディオール ビューティー 銀座/ディオール ビューティー シブヤ/仙台藤崎/伊勢丹新宿/日本橋高島屋/そごう横浜/ジェイアール京都伊勢丹/ディオール ビューティー うめだ阪急/心斎橋大丸/大阪高島屋/神戸阪急

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