GAP:自分らしく、白をまとう
ベーシックと個性と白の魔法
- By HighsnobietyJapan in style
- 2024年6月3日
アメリカを代表するカジュアルウェアブランドGAPは、女優やアーティストして活躍する水原希子と俳優のクーパー・コック(Cooper Koch)を起用した、Summer 2024グローバルキャンペーンをローンチした。
「Our classics. Your canvas.(自分らしく、白をまとう)」をコンセプトにしたこのキャンペーンでは、個々のユニークなスタイルやクリエイティビティをサポートする。
ブランド誕生以来、GAPは個性を尊重する精神性を携え、現在も包括性のパイオニアとして多様なスタイルを称えている。今回のキャンペーンではニュートラルカラーを基調としたTシャツやデニムなど、クラシックかつGAPのアイコニックなアイテムが登場。それらをまとうことで自由な個性が織りなすクリエイティビティを真っ白なキャンバスへ投影している。
ブランドの歴史においても白というカラー、ルールに縛られない着こなしはひときわ重要な役割を担う。1992年、GAPのホワイトデニムジーンズとウーブンシャツを着たスーパーモデル達が『VOGUE(ヴォーグ)』の100周年記念号の表紙を飾り話題を呼んだ。さらに女優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)が、VALENTINO(ヴァレンティノ)のブラックスカートとARMANI(アルマーニ)のベルベットコートに、わずか$26だったGAPのモック・タートルネックを合わせた姿でアカデミー賞授賞式に参加したのは有名な話だ。
既成概念にとらわれないハイローミックスこそブランドのDNAであり、過去に常識を覆してきたカルチャーの仕掛け人達も例外なく、この “ギャップ” を生み出してきた。
個性の数だけ自由なスタイリングを可能にする、ベーシックなタンクトップやリネンのワンピースやシャツ、コットンのジップパーカーや新発売のウルトラソフトバギーデニムなどが揃う。エッセンシャルなサマーアイテムらしく、軽やかさを感じさせる素材やリラックスしたシルエットも印象的で、この夏はGAPの白をまとい、思いのままに自分らしさを謳歌したい。
- Words: Takaaki Miyake