style
Where the runway meets the street

今シーズンの「リアム ホッジス(Liam Hodges)」は、ピューリッツァー賞を獲得した「ドナ・タート(Donna Tartt)」による『ゴールドフィンチ(The Goldfinch)』の舞台となったラスベガスに思いを馳せた。砂漠の中に輝く街を意識したような、明るいカラーパレットや”BROKE MONEY”、”CRAPPED OUT”の文字モチーフを使用した。

いつものビッグシルエットは踏襲しつつも、変形カモフラやレオパード、大小のチェックやカラーブロッキングなど、様々なパターンや柄を組み合わせたコレクションを展開した。中には中世ローマの騎士風のルックも見られ、目を引いた。また、総柄のハワイアンシャツにも使われたフラワープリントは、ショーを通して度々登場し、コレクションでのキーのひとつとなっていた。

ここ数シーズンは、スポーツミックスなスタイルを前面に打ち出していたが、今回はそれに少し変化をつけたような印象を受けた。なお、「フィラ(FILA)」とのコラボレーションは引き続き行われ、今の気分にあったチャンキーなシューズを披露した。