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グラミー賞ノミネートのマルチプラチナアーティスト・プロデューサー、1$Tが東京を舞台に撮りおろしたドキュメンタリー「Tokyo The Movie」を12月13日(金)に配信を開始した。

1$T、またの名をFKi 1 st として知られる彼は、ポスト・マローン(Post Malone)、トラヴィス・スコット(Travis Scott)、21サヴェージ(21 Savage)、2チェインズ(2 Chainz)、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)など数多くの有名アーティストのヒットを生み出してきた大物プロデューサーだ。今回リリースされたVELVETは、1$Tが自ら作曲・演奏・ヴォーカルを手がけたソロ企画「TOKYO PROJECT」の中の一曲である。

TOKYO PROJECTのテーマは、1$Tの故郷、アトランタから世界中をめぐり、カルチャーとクリエイションのメッカである「東京」をめざす旅。全8曲、8つのビデオで構成されており、ネオンきらめく深夜の歌舞伎町や渋谷センター街、祭りの提灯といった風景に、1$Tの象徴的なヴォーカルと内省的なリリックが重なる。

「アトランタや世界中にいる仲間を、俺のフィルターを通した”東京”へと連れ出したい」と語る1$T。ここ数十年、ヒップホップのメッカとして進化してきた東京は、「A BATHING APE(ア ベイジング エイプ)」、「Y-3(ワイスリー)」、「COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)」といったファッションブランドからアニメ、村上隆に代表されるポップカルチャーいたるまで、ラッパーにとってインスピレーションの宝庫だ。世界を舞台に活躍する日本人ヒップホップアーティストも多い。

TOKYO PROJECTのリードシングル「IROC」は、アトランタのA3C FestivalやニューヨークのRolling Loud Festival、東京のナイトクラブ1 OAK TOKYO、ロサンゼルスとトロントで行われたポスト・マローンのツアーアフターパーティーなどで披露され、注目を集めてきた。来年リリースする「Good Gas Tokyo」では、日本の旬なアーティストにスポットライトをあてる予定だという。プロデューサーとしてだけでなく、ソロアーティストとしても快進撃を続ける1$Tから今後も目が離せない。