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Where the runway meets the street

ブランド:DIOR(ディオール)

DIORは、2025-2026年ウィンターメンズコレクションを発表。

メンズ クリエイティブ ディレクター、キム・ジョーンズ(Kim Jones)は、1954-1955年秋冬オートクチュールコレクションの「Hライン」に着想。シルエットの変化と進化を表現したデザインが揃い、コートがスカートへと変形するなど、実際にシルエットが変化するアイテムも登場。ボリューム感を活かしたローブやオペラコートは、ウィメンズウェアのアーカイブを思わせる仕立てで、フィットからフレアまで多彩なシルエットが展開されている。ファブリックには最高級のシルクやサテンを使用。

アクセサリーもコレクションのテーマを体現。レザーグッズでは、ソフトなフォルムのバッグに対し、ハードウェアのアクセントを加えた「ディオール ローラー」バッグや、希少なレザーを使用した「ディオール ノルマンディー」トートが登場。シューズには、伝統的なマスキュリンな技術にフェミニンな要素を融合させたデザインを採用。1961年のアーカイブから引用した刺繍入りのハイブリッドスニーカーも加わり、卓越した職人技が光る。

刺繍は、1948年春夏オートクチュールコレクションの「ポンディシェリ」から着想を得たものが、ピンクのローブやベルト、ジュエリーへと展開。雨粒を思わせる刺繍にはガラスビーズが用いられ、熟練の職人による手作業で精密に仕上げられている。