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Where the runway meets the street

ブランド:McQueen(マックイーン)

McQueen 2025年秋冬コレクションが発表。

クリエイティブ・ディレクター、ショーン・マクギアー(Seán McGirr)が手がけ、夜のロンドンとダンディズムをテーマに、オスカー・ワイルド(Oscar Wilde)やベスタ・ティリー(Vesta Tilley)、ロメイン・ブルックス(Romaine Brooks)といった芸術家、作家、美学者達の美学を再解釈。ヴィクトリア朝のゴシック様式に着想を得たデザインは、流れるようなシルクや質感のあるレースに複雑な花柄を施し、レイヤードされた切りっぱなしの縁取りが肌に触れる感覚を演出。豪華さと装飾の親密性、美観と隠蔽の間の緊張感を表現している。

英国のテーラーリングの伝統を覆す細身でシャープなスーツは、ブックプリーツの高い襟とピンと張ったヴィクトリア朝のショルダーが特徴。素材には、ダブルフェイスのブラックウールカシミアやブラックキャバリーツイルウール、英国製のブラックウールギャバジンが使用されている。

フィリップ・トレーシー(Philip Treacy)による彫刻的なブラックハットや、マシュー・エンプリンガム(Matthew Empringham)とフレデリック・クームス(Frederick Coombs)によるクリスタルのマスクがコレクションの世界観を強調。バッグからは、McQueenのハーネスディテールをあしらった新しいシルエットの「ファリンドン」が登場。しなやかなブラックレザーやオックスブラッドレザー、オックスブラッドスエードを使用している。さらに、光沢のあるTバーバックルが付いた彫刻的なクロスボディバッグ「Tバースリングバッグ」や、球体で外側は硬化加工された「ドロップバッグ」もラインナップされている。

シューズは、コルバックスブーツ、ミュール、オックスフォード、細長く編み上げられたレースとバックルが付いたシャープなポインテッドシューズが揃う。カラーや素材も多彩で、ブラック、クリムゾン、アイボリー、シルバー、パテントブラックとパテントフューシャのレザー、そしてブラック、クリムゾン、フューシャのレースなどが使用されている。