style
Where the runway meets the street

Moncler(モンクレール)の革新的プロジェクト「モンクレール ジーニアス」の始動から1年、新たに英国デザイン・クイーンエリザベスIIアワードを受賞した「Richard Quinn(リチャード・クイン)」やMatthew Williams of 1017 ALYX 9SM (マシュー・ウィリアムズ1017 アリックス9SM)を迎え入れ、ブランドをクリエイティブ、ビジネスという点で新たなステージへと押し上げた。

このカルチャーの立役者の一人が、Monclerのアートディレクターを務めた経歴を持ち、自身のブランド「Palm Angels(パーム・エンジェルス)」のデザイナー、フランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)。そしてまた、Palm Angelsもモンクレール ジーニアスに参画するブランドの1つ。

「1つのメゾン、異なるボイス」をモットーに、新たなクリエイティブの台風の目となるラガッツィにPalm Angelsとのコラボ「8 Moncler Palm Angels」の背景と自身の美学について聞いた。

——コラボレーションに至った経緯について教えてください。

Monclerの会長兼CEOのレモ・ルッフィーニ氏とのジーニアスプロジェクトに始めから内側で携わってきて、グローバルでのローンチを目前にしてPalm Angelsも参加しないかと言われたんだ。

 

——MonclerとPalm Angelsをどのように共存させましたか?

コレクション制作の時はいつも、「境界線」や「限界点」を見出さないようにしている。ジーニアスプロジェクトに関しては、両ブランドのDNAを出会わせること。それは脱構築し、再構築するという作業。

 

——「ヴァンダリズム(芸術における故意の破壊行動)」をこのコレクションで表現しようと思ったきっかけは?

ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)の展示で観た作品が始まりだったよ。僕は、「純正」や「型」が崩れるという発想に共感したんだ。

 

——コレクションで使用した素材やパターンについて教えてください。特にメタリックの素材は印象的でした。

テクニカルな素材とウールのような頻繁に用いられる素材をミックスさせることが好きなんだ。パターンに関しては、パンクな反骨精神をこのコレクションに踏襲したくてね。

 

——ジーニアスプロジェクトの参加する各ブランドには、「異なるボイス」を宿しています。このコレクションの「異なるボイス」を一言で表すなら?

BREAK THE FORM(型破り)。

 

 

 

モンクレール ジーニアスの購入はこちらから。