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Where the runway meets the street

adidas Originals(アディダス オリジナルス)」は、メンズウェアレーベル「OAMC(オーエーエムシー)」と組んだコレクション「adidas Originals by OAMC」を9月から順次発売する。

 

キャンペーンビジュアルは、人気写真家のユルゲン・テラー(Juergen Teller)が手掛け、ミュージシャンでクリエーターのデヴ・ハインズ(Dev Hynes)を起用。テラーならではの日常のリアリズムの概念に沿って撮影されたビジュアルは、コレクションの機能的な影響に光を当てた。ハインズのバンド「Blood Orange」も参加し、写真のシーンにアクセントを加えている。

AMCのクリエイティブ・ディレクター、ルーク・メイヤー(Luke Meier)が、adidasのアイコニックなフォルム、スリーストライプスの再構築に挑んだコレクションは、パリ・ファッションウィークで初披露。時代を超え親しまれる3本のストライプのデザインに、意外とも言えるバリエーションを生み出した。

カナダ育ちのメイヤーは、今回のコレクションに地理的な特徴が強く出ているとして、「これには特別なバイブスがある。途方もなくパワフルな自然、これにカルチャーや音楽・アートへの意識が加わっています」と説明。インスピレーションは個人的なものといい、「私は今回のコレクションのために、そこに住んでいた頃からの90年代初頭の資料をいくつか見ていたのですが、色々な生地や形、モチーフが太平洋岸北西部のムードを作り出すのに役立ってくれました」と明かす。

2013年の設立以来、OAMCはインダストリアリズムやヘリテージ、伝統的なファッションデザインなどの要素を一つのアイデンティティに結び付け、現代のメンズウェアに大胆で計算されたアプローチを続けてきた。先進的なデザイン哲学でイノベーションを起こそうとする姿勢を続けてきたadidasとのコラボレーションの実現にメイヤーは「プロジェクトが真の意味でのコラボレーションだと信じています」と自信を見せる。

コレクションは9月、10月、11月に展開を予定する。