style
Where the runway meets the street

2012年創設のブランド「MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN(マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン)」が、2020年春夏メンズコレクションをミラノで発表した。ミラノを拠点に世界中を飛び回り、パーティーオーガナイザー、DJ、クリエイティブディレクター、そして写真家としてマルチに活躍してきたデザイナーのマルセロ・ブロン(Marcelo Burlon)は、自身のユニークなネットワークと溢れるクリエイティビティでブランドを急成長させ、ラグジュアリーストリート界を牽引している。

今期のテーマは、「テクノフォーク」。マルセロの出身地、アルゼンチン・パタゴニアのフォークロア的要素をベースにハイテク素材を融合。現代において加速するニーズや、日常のあらゆるコンディションに対応するコレクションとなっている。

レインボーに光るセットアップ、紙のような質感のレジン加工のパーカー、ビニール加工のコットントップス、インジェットプリントのパッチTシャツなど、最先端のテクノロジーを駆使したハイテク素材がコレクションを際立たせている。

ブランドは既存のルールを塗り替え、コレクションに新しい規則性をもたらした。中でも新鮮なのが、テーラリングとサイクルウェアの掛け合わせだ。シームレスなサイクルショーツにはシングルブレストジャケットを合わせ、一風変わったひねりをきかせている。

ボウリングシャツやアノラックパーカー、ウィンドブレーカーなど日常使いできるスポーティなアイテムに、ワイドレッグやスリムチノ、ルーズフィットデニムなど多様なシルエットを組み合わせ、強烈な個性がぶつかり合って共存する高度なスタイリングを披露した。

カラーパレットはホワイト、ブラック、グレーに加え、鮮やかなブルー、イエロー、カメリア、カラフルなタイダイが続き、エネルギッシュな空気に包まれたコレクションとなった。