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Life beyond style

ファッションの多様性が依然大きな関心を集める中、影響力を持つブランドが続々と有色人種の人々により多くの機会を与えようと励んでいる。デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)率いるBalenciaga(バレンシアガ)は、その一例だ。バレンシアガは現在、ブルックリンの私立芸術大学プラット・インスティテュートのアフリカ系アメリカ人またはラテン系アメリカ人の2人の学生に4年間の奨学金を授与し、さらにプラットの黒人卒業生グループの支援も行っている。

奨学金のニュースは5月9日、プラット・インスティテュートで毎年恒例のクリエイティブスピリットの祝賀会で発表された。デムナ・ヴァザリアは今年のクリエイティブスピリット賞を受賞した。デムナはあいにく祝賀会に出席できなかったものの、彼に代わって無償教育の発表が盛大に行われた。

ファッション業界における多様性の欠如を是正しようとしている大手ブランドは、Balenciagaのみではない。PRADA(プラダ)は以前、エイヴァ・デュヴァーネイ(Ava DuVernay)監督とアーティストのスイースター・ゲーツ(Theaster Gates)が共同議長を務める多様性と包括性に関する諮問委員会を発表しており、GUCCI(グッチ)は奨学金と地域密着型プログラムのために500万ドルの基金を始めている。