design
Where form meets function

99designs / Vladimir Nikolic

Apple、Netflix、そしてadidasなど名だたるグローバルブランドが、ドイツの総合的造形教育機関バウハウス創立100周年を記念して、各ブランドの美学を再構築する試みを行った。今回のプロジェクトは、同国に拠点を置くクリエイティブ系人材が集まるエージェンシー99designsが主催となり行われたものだ。99designsは、バウハウスの「少ないほど豊かである」というスタイルの下、ブランドロゴデザインをするクリエイターを集めたエージェンシーである。

下の写真で見る通り、すべてのロゴが幾何学で、シンプルなものばかりである。垂直水平に文字が置かれ、限りなく少ない配色でデザインされており、これこそがバウハウスを象徴するデザインである。ヴァルター・グロピウス(Walter Gropius)によって1919年に創設され、アートと産業との架け橋となる人材を作るべく始まった教育機関であるバウハウスは、建築や幾何学をマスな製品や社会をターゲットにするファインアートの領域へと浸透させた。

「今回のプロジェクトは、長年の間、世界中のアーティストに、バウハウスがどれだけ影響を与えてきたかを証明するものとなった」と99designsのCEOであるパトリック・リウェリン(Patrick Llewellyn)は語る。「アルゼンチンや、グアテマラ、アメリカから、ロシアや、ラトビア、イギリスまで総勢10カ国以上からデザイナーが参加している」という。

世界中でテクノロジーへの転換の際に起こる新たな動きについて議論し続けるリウェリン。彼は、こうも語っている。「自動化やAIによって起こる人々の不安は、容易に考えつく。だが、どのようにクリエイティブな人材が、テクノロジーと共存するかを考え、タイムレスなバウハウスのデザイン原理が今日にどのように影響を与えているかを明らかにすることは、刺激的で、ワクワクすることなのである」