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ブランド:BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)

BOTTEGA VENETAは、12月4日(日)まで米フロリダ州マイアミで開催されるインテリアなどのフェア「デザイン・マイアミ」にて、アーティスト兼デザイナーのガエタノ・ペッシェ(Gaetano Pesce)が手がけたチェア「COME STAI?」を展示する。

同ブランドのクリエイティブ・ディレクター、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)は昨年9月、ミラノで発表した「Summer 23」のショーに向け、ペッシェに空間制作を依頼。会場には、彫刻的なレジンの床に、鮮やかな色のレジンチェア400脚が並べられた。マイアミでは、その際のコラボレーションを継続。チェアの中からセレクトした作品を展示する。

ペッシェによる数年の新デザインとなる同チェアは、伝統的なトワルをベースにしたコットンの布地を着色したレジンに浸し、随所に手描きのローイングをあしらい、1点ずつ異なるデザインだ。ペッシェは「このチェアは多様性へのトリビュートです。人はひとりひとり異なった存在で、 それこそが私たちの本質です。そうでなければ、私たちは単なる誰かのコピーになってしまいます。だれもがオリジナルであって、私のデザインのテーマのひとつになっています」などとコメントしている。

展示・販売はフェア期間中、マイアミ・デザイン・ディストリクト (153 NE 40th St, Miami, FL 33137)で行う。

会場のシアターでは、ペッシェとデザイン・マイアミのキュレートリアル・ディレクターによるライブディスカッション「We Are All Different, and This Is Our Defining Quality!」も開催。チェアのデザインに着想を得て、カバーが1冊1冊異なる限定の書籍も発売し、インタビューや今回のコラボレーションのアイデアや制作の過程などに迫る。スティーブン・ショア(Stephen Shore)とサンダー・ミュイラート(Sander Muylaert)がチェアを鮮やかに捉えた写真も掲載。ペッシェによるサイン会も行う。