CHRISTIAN DADAの表現する
現代社会の混沌
- By HighsnobietyJapan in style
- 2019年1月25日
80年代に京都で結成された日本のアーティストグループ、Dumb Type(ダムタイプ)のパフォーマンス作品『S/N』に影響を受けた今シーズンのCHRISTIAN DADA(クリスチャンダダ)。性や人種、国籍、身体障害などの問題を映像と音響、そしてパフォーマンスにより提起する同作品に呼応するコレクションを発表した。
現代社会が直面する境界線の歪みや掠れ、偏見や二極性などをスティッチ幅やコントラストの強い色の組み合わせで表現。また人間の多様性を示すかのように、シルエットの種類に幅を持たせた。カラーパレットも同様にブラックからラベンダー、アシッドグリーンや放送用のカラーバーなど様々な色を使用。ジャガードに織り込んだポエムには、コレクションのタイトルとなった“SIGNAL NOISE”へ込めたメッセージを乗せた。
肩や腕のなどにあしらわれた自由のシンボルである羽モチーフ、タイダイのフリースに刺繍されたDREAMERの文字からは、混沌の中にも生や未来に対しての希望を見出すデザイナー森川マサノリの姿勢が感じられた。
全ルックは以下のギャラリーから。
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