style
Where the runway meets the street

ブランド:DIESEL(ディーゼル)

内容:DIESELは2022年春夏コレクションを発表した。クリエイティブ・ディレクター、グレン・マーティンスによる初のフルコレクションとなった今季は、ランウェイをショートフィルム形式で公開。フィルムはアーティストで映画監督のフランク・ルボンとのコラボレーションで制作し、サウンドトラックには英ミュージシャンのレオン・ヴァインホールが参加した。

コレクションは、4つのセクションで描写。フィルムでは、主人公を追う中で見慣れていながらも少し歪んだ環境の中を移動。現実と夢の境界線が曖昧に描かれ、マーティンスが焦点を当てるデニム、ウィメンズウェア、メンズウェアなどが表現されている。DIESELの歴史をコンテンポラリーに解釈し、オールジェンダーなどにもつなげる新たな「DIESEL LIBRARY(ディーゼル ライブラリー)」を打ち出す。

Tシャツやドレスをまとめる織り込みのベルトでアクセントを効かせた同コレクション。ガーメントの切り込みに沿いループ状に配置されたベルトがバックボーンのような役割を果たし、それぞれのアイテムを独創的なドレープとフォルムで固定させた。ハイウエストやミディアムライズの5ポケットの デニムパンツは、さまざまなウォッシュを施し、カウボーイブーツやポインテッドトゥのブーティと一体化したものも。

アップサイクルにも注力する。DIESELのデッドストックデニムを再利用し、手の込んだディテールを施したトップコートや、ジャージー素材のカットソーを染色し新たなジャンパーやボンバージャケットに生まれ変わらせたアイテムも、コレクションを彩る。

ブレザーやシャツ、デニムパンツにはレーザープリントを施し、だまし絵のような効果も生み出した。DIESELのロゴをエンボス加工したデニムシリーズは、プリントやスモークカラーのオーガンジーピースにひび割れたペイントモチーフをあしらったのが特徴だ。ジーンズをはじめ、シャツやトップ ス、ショーツなどジェンダーレスで長く着用できるデニムウェアは、DIESEL LIBRARYとして、今後各シーズンのコレクションのベースラインに位置づけ継承。購入頻度を減らし、長く着られるワード ローブを提案する。

キールックのセレクションを9月より、一部主要店舗とDIESELオンラインストアで販売する予定。