【DIESEL WATCH】俳優・濱尾ノリタカ、
直感で選ぶスタイルと自由なアティチュード
ファッションには、理由が必要だと思われがちだ。
なぜそのアイテムなのか。なぜその色なのか。なぜ今それを選ぶのか。情報が溢れる時代だからこそ、私達は無意識のうちに正解や根拠を求めてしまう。
しかし、DIESELは昔から少し違う場所にいる。トレンドやルールに従うのではなく、自分が好きだと思ったものを、自分の感覚で選ぶ。その自由さとアティチュードこそが、長年多くの人を惹きつけてきた理由なのかもしれない。

Watch, Necklace, Bracelet DIESEL(FOSSIL JAPAN)/ Denim Jacket, T-shirt, Denim Pants, Shoes, Belt DIESEL
「どれも正解を求める時計ではなく、好きだから選ぶ時計」——濱尾ノリタカ
今シーズンのDIESEL ウォッチコレクションには、それぞれ異なる個性が息づいている。シャープな12面ベゼルが印象的な「STINGER」、オーバルDロゴから着想を得た楕円形ケースが特徴の「D-RUSH」、そしてバーチャル空間でデザインされ、有機的なフォルムを持つ「VERT MINI」。いずれも一目でそれとわかる存在感を持ちながら、既存の時計デザインの枠組みに収まらない自由な発想が共通している。
そして今季のカラーは、都会の霞を思わせるセージグリーン。派手さではなく奥行きを感じさせるカラーは、光の当たり方によって表情を変え、DIESELらしい個性に新たなニュアンスを与えている。

シャープでエッジの効いたフォルムが、タフでダイナミックなモダンスピリットを描き出す。軽量なナイロンケースに伸縮性に優れたシリコンストラップが重なる、一日中快適でインパクトのある佇まい。

淡く落ち着いたセージグリーンのダイアルにインダストリアルなガンメタルが重なる、クリーンで洗練された存在感。オーバルDロゴを宿した楕円形ケースが、都会の空気感と静かな力強さを映し出す。

爬虫類の脊椎を思わせる独創的なブレスに爪のようなインデックスが重なる、唯一無二の佇まい。バーチャル空間から誕生した有機的なフォルムが、大胆でエッジィな近未来の感性を呼び覚ます。
俳優・濱尾ノリタカがまとう
俳優・濱尾ノリタカは、流行やルールよりも、自分にしっくりくるものを選ぶ人だ。知人が作る服を長く愛用し、ファッションもまた「縁」や「感覚」を大切にする。そんな彼の姿勢は、正解ではなく直感を信じるDIESELの精神とどこか重なって見える。

——今回着用いただいたDIESELのウォッチやジュエリーは、シンプルなスタイルの中でさりげなく存在感を放つアイテムでした。実際に身に着けてみて、どれが一番気に入りましたか?
「VERT MINI ステンレススティールケース&ブレス グリーンダイアル」が気になりました。ダイアルのセージグリーンが、すごく素敵な色ですよね。僕は “青” や “水” の世界が好きで、光が当たったときの水の色って、まさにこういうセージグリーンのような表情に近い気がします。あと、シンプルなブレスレットも好きでした。シルバーも好きですし、日常使いするならこれくらい小ぶりでシンプルなものがしっくりきます。実は僕、昔すごくいっぱいDIESELを着ていたんですよ。
——いつ頃ですか?
中高生くらいのときからアウトレットとかで買って着ていました。あとは、友達のお兄ちゃんのお下がりとか、父のデニムのお下がりとか。スウェット素材なのにデニムっぽく見える、ウエストをドローコードで絞れるフレアっぽいモデルとかすごく穿いていて、今でもずっと手もとに残っています。個人的に、DIESELは頭であまり難しく考えず、直感で選んだ方がいいブランドだという感覚があります。「流行ってるから」という理由ではなく、「自分が本当にこれが好きだから身につけるんだ」という感覚で選んで、自信を持って着る。そうすることで輝くブランドだと思います。
——普段濱尾さんが身につけるファッションはどのようなものが多いですか?
僕は、縁があるものを長く着たいタイプです。作っている人の生き方が見えるものや、自分の体に馴染むものに惹かれます。
——ご縁を大切にしつつ、自分にしっくりくる普遍的なものを長く使うタイプなのですね。ほかに、ファッションを選ぶときのこだわりはありますか?
シンプルなものです。 普段の仕事では華やかに着飾っていただいて、その場の中心に立つことが多いですが、日常の生活では自分が主役の場面ってそんなにないと思うんです。だから他人にどう見られるかよりも、自分の気持ちが上がることが何より大事。服を着るときに余計な自意識が働かない、自分の体に馴染むものが、僕にとってのスタイルですね。



——濱尾さんのことについてもお伺いできればと思います。20代の頃と比べて、ご自身の中で「大人になった」と感じる瞬間はありますか? あるいは、まだ大人になりきれていないと思う部分はありますか?
正直、単純に年齢を重ねたから “大人” という枠組みに入れられているだけで、自分自身が大人かどうかはあまり関係ないと思っています。ただ、コミュニケーションにおける “聞くこと” と “話すこと” のバランスは年を重ねるにつれて変わってきたと思います。僕は元々話すのが好きで、話が長いんです(笑)。それも自分の個性として受け入れることですごく生きやすくなりました。それと同時に、最近は聞くことができるようになってきた気がします。ただ話すのではなく伝えることが大事だし、ただ聞くのではなく受け入れることが大事だと思うようになりました。できる限りノンジャッジかつビギナーズマインドで人と接するように意識しています。
——何かきっかけがあったのでしょうか。
一年ほど前に朝ドラで戦争の役を演じたことで、必然的に命について深く考える時間が増えたのが大きかったと思います。
——その前までは自分の意見を伝えたい気持ちが強かった?
役者というのは受け身の仕事なので、現場で周りの意見をなんでも受け入れていた分、素の自分に戻ったときは「自己主張したい」という気持ちが強くなりがちでした。でも現在は、周りを受け入れることと自分の意見を伝えることのバランスが取れるようになり、それと同じくらい「相手の話を聞きたい」と思えるようにもなりました。それを “大人への変化” と定義するなら、そうかもしれませんね。
——俳優業において、自分ならではの個性を表現したいときに意識していることはありますか?
僕がやる以上、最終的に全て “僕の表現” という個性になると思っています。だから、よほど作品から逸脱していなければ、何も意識しなくても個性は表現されていると思っています。
——自分自身であれば、それだけで個性になると。
そうですね。ただ、「他人に責任を押し付けない」ということは徹底しています。相手に責任を押し付けるような言い訳をしてしまうのは、自分の表現を捨てているのと同じだと思うんです。相手の話を受け入れて、やると決めたのは自分ですから、最後の責任はすべて自分に乗っかる。役者という職業は、アウトプットのいちばん最後にいる人間ですから。

Watch, Necklace, Bracelet DIESEL(FOSSIL JAPAN)/ T-shirt, Denim Pants, Shoes DIESEL

——お話を伺っていると、いわば「大人であり子供でもある」という境界線のようなところを進みたがっている印象を受けました。「こうでありたいけれど、そうじゃない」という矛盾を抱えながらも一貫している。大人だからと枠にはまることなく、ときには大胆なスタイルに身を投じてみるような、自分の中に矛盾を孕みながら生きる姿勢こそが、DIESELの持つパンク精神や反骨のアティチュードとシンクロしている気がしました。洋服のデザインという枠を超えて、その矛盾を肯定する生き方の哲学そのものが、濱尾さんという人、そしてDIESELというブランドの非常に面白い共通点ですね。
ありがとうございます。
——最後に、7月7日放送開始のドラマ『さよならノワール』へのご出演について伺えますか?どのような役柄なのでしょうか? 見どころも教えてください。
「大野裕也」という、マル暴の刑事の役を演じています。今作の中では最も物事を難しく考えていない人物かと思っていて、面倒くさいものは面倒くさい、嫌なものは嫌とはっきり感情に出るキャラクターです。全員が美しい心でまっすぐ生きるだけの世界だと作品がシンプルになりすぎてしまうので、監督とも相談して “思ったことが感情に出る役” に落とし込みました。例えば、普通なら大事件が起きたら心配するべきですけど、大野は早く帰りたいから「あ〜、めんどくさい」って口に出しちゃうような人間味があります。お芝居の瞬間瞬間で、頭で考えすぎず、その時感じたことをそのまま表現できるように、肩の力を抜いて挑みました。物語の展開はもちろん、大野が放つ、飾らない人間ならではのリアルな空気感や緊張感もぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。



流行や正解ではなく、自分の感覚で選ぶこと。人の話を受け入れながら、自分の意見も持つこと。濱尾ノリタカの言葉から見えてきたのは、どちらか一方を選ぶのではなく、その間を行き来する自由さだった。それはきっと、DIESELが長年大切にしてきた精神ともどこか重なっている。
濱尾ノリタカ
1999年11月26日生まれ、東京都出身。2021年に『仮面ライダーリバイス』のジョージ・狩崎役で注目を集める。その後、連続テレビ小説「あんぱん」や映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』など数々の話題作に出演。7月7日放送開始のドラマ『さよならノワール』ではマル暴の刑事・大野裕也役を熱演する。
「さよならノワール」(フジテレビ系)
7月7日(火)夜9時スタート。毎週(火)夜9時~9時54分
警視庁西池袋署に新設された犯罪被害者支援室所属の元“マル暴”刑事と心理学者が、犯罪被害者や遺族らが再び人生の歩みを進めることができるように寄り添い、支援していく警察ヒューマンドラマ。
- Photography: Yoshitake Hamanaka
- Styling: Masahiro Hiramatsu
- Hair & Make-Up: Takae Kamikawa @ Mod's Hair
- Words: Yuki Uenaka