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DIOR(ディオール)」は9月4日(水)から、百貨店「伊勢丹」への出店20周年を記念し「伊勢丹新宿店」でポップアップストアを開き、限定カプセルコレクションを展開する。

 

幼い頃から日本のアーティストに魅了されていたと自身の回想録に残したメゾンの創設者クリスチャン・ディオールは、1952年秋冬コレクションで「トウキョウ」と名付けたドレスを発表。その数年後には皇后(現・上皇后)美智子さまがご成婚祝賀行事でDIORを選ばれる「縁」も。東京では1953年に初のファッションショーを開き、クチュリエの後継者たちに受け継がれてきた。

2018年3月には、メンズラインのアーティスティック ディレクター、キム・ジョーンズ(Kim Jones)により、DIORと日本を結ぶ「新章」も幕を開けた。東京で発表されたプレフォール2019年メンズコレクションショーで、現代アーティスト空山基とのコラボレーションが実現。メゾンと日本の間で続いてきた情熱は、DIORと伊勢丹が育んできた20年にわたる「コラボレーション」を祝したポップアップと限定コレクションでも、さらに「強固なものとなる」という。

ポップアップでは、キム・ジョーンによるメンズのプレタポルテとアクセサリーを取り揃える。伊勢丹先行販売となるセレクションは、バッグシリーズ「ディオール オブリーク」のモチーフをまとい、メゾン創設者のクチュリエが愛したトワル ドゥ ジュイ プリントと融合。限定バージョンのアイコニックなローラー バッグが登場するほか、「B23」スニーカーの日本初のパーソナリゼーションサービスも行う。

伊勢丹新宿店の中心には、アーティスティック ディレクター、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による一連のアイテムがグラフィカルな装飾で登場。ウィメンズのポップアップストアでは、2019-2020秋冬コレクションと連動し、レッド&ブラック、グリーン&ブラック、ホワイト&ブラックのタータンチェックアイテムを展開する。

マリア・グラツィア・キウリが今回のために選んだタータンは、限定カプセルコレクションの多彩なアイテムとして用いられるほか、キーアイテムの一つ「ブック トート」(世界先行販売のスモールサイズ含む)は、刺繍をあしらったパーソナリゼーション「ABCDior」に対応。他のアクセサリーの一部でも同サービスに応じる。「ディオール オブリーク」のキャンバス製ラゲージライン「トラベルディオール」は、パリのシャンゼリゼブティックに続き、伊勢丹新宿で先行販売する。

 

 

ディオール メゾンのポップアップでは、コーデリア・ドゥ・カステラーヌ(Cordelia de Castellane)のデザインによるチェック柄のプレートやティーポットをはじめ、シンボルでもあるラッキーフラワーのスズラン、カナージュ、トワル ドゥ ジュイ プリントなどで彩ったディナーセットが並ぶ。

同じくコーデリア・ドゥ・カステラーヌがデザインしたベビー ディオール コレクションからは、チェック柄のアクセントが効いたアイテムを日本先行販売。ファインジュエリーはアーティスティック ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌによるジュエリーピースを販売。メゾンを象徴する「ウィ」コレクションのアイテムに加えて、「トワ モワ」や「ジュテーム」などの文字で飾られたリングとイヤリングを先行販売する。

イベントのために製作したレッド&ブラックのチェックパターンのショッピングバッグも登場するほか、同じモチーフでラッピングしたバスが都内の街なかを巡る。