DIORがステューシー創始者とコラボ メンズ2020年秋コレクション発表
- By HighsnobietyJapan in style
- 2019年12月6日
「DIOR(ディオール)」は12月3日(火)、アーティスティック ディレクター、キム・ジョーンズ(Kim Jones)が手掛けるディオール メンズ2020年秋コレクションをフロリダ州マイアミ(現地時間)で発表した。
若さ、活力、新しい精神などを礎にクリスチャン・ディオールが1947年にデザインしたニュールックの哲学に着想を得たコレクションは、「アート・バーゼル マイアミビーチ」の開幕前夜に「ルベルミュージアム」で開いたランウェイショーで発表。カウンターカルチャーとサーフィンが交わるクリエイティブでトップに立つアーティスト、ショーン・ステューシー(Shawn Stussy)とコラボレーションした。
披露されたショーは、没入型インスタレーションとして舞台美術を考案。ランウェイは抽象的な大波へと変貌し、夕日に照らされ、無数に繰り返される「DIOR」の文字でタグ付けされ、自由なムーブメント、クリエイション、スピリットで「生きる喜び」を表現し、観客をアーティストの世界へと引き込んだ。
これまでのKAWS、空山基、レイモンド・ペティボン、アレックス・フォクストンとのコラボレーションを展開してきたディオールのメンズがタッグを組むステューシーは、ブランド「ステューシー」創始者で、1980年代にカリフォルニア、ハワイ、日本で制作したサーフボードで一躍有名になり、慣習や行動規範にとらわれない世界観で独自の人生を切り開いてきた。
今回ステューシーはキム・ジョーンズとともに、DIORのロゴをグラフィティタグのように再解釈したほか、メゾンのエンブレムの一つ「BEE」をアレンジ。新しいプリントもデザインし、マイアミでのショーのセットにインスピレーションを与えた。
コレクションの一環として、バスケットボールレーベル「ジョーダンブランド」とパートナーシップを締結し、リミテッドエディションとなるスニーカー「Air Jordan 1 High OG」も発表した。イタリアで最上級の基準で完成したモデルは、ディオールのレザーグッズの特徴である上質なカーフレザー製。エッジ部分には、1947年のメゾン創設時より「ディオール グレー」として用いられるグレーを採用。アイコニックなジャンプマンウィングロゴのアッパーには、エンボス加工とともに「AIR DIOR」の文字を配し、今回のクロスカルチャーのコラボレーションを象徴している。
ショーには、デビッド・ベッカム、キム・カーダシアン、コートニー・カーダシアン、トラビス・スコット、プシャ・T、ケイト・モスら、豪華なゲストも顔を見せた。
ショーの動画はこちらをチェック。