style
Where the runway meets the street

2021年、ディオール パフューム クリエイション ディレクターに就任したフランシス・クルジャンは、フレンチ リビエラにインスパイアされた新しい香りを創造。薔薇の収穫期に南仏グラースの花農家を訪ね、太陽光を浴びたローズガーデンから風に乗って運ばれる、甘いローズの香りと太陽の光を浴びたイチジクの葉の香りに出合う。その感覚は彼の創造力を刺激し、パリでの創作活動に繋がっていく。

南仏での体験をもとに、クルジャンはパリのスタジオで新しいフレグランスの創作に取り組む。クリスチャン・ディオールもそうだったように、彼も南仏とパリを行き来し、独特な創造性を織り交ぜて作品を生み出した。クルジャンの新作フレグランスは、ローズとイチジクの香りを表現し、その完璧なバランスから生まれた、南仏の雰囲気に包み込まれるかのような魅力的な香りが特徴。

そうして誕生したのが「DIORIVIERA(ディオリビエラ)」。この香りは、陽気で友情に彩られた南仏の魔法のような時間を体現。太陽のぬくもりを感じる瞬間やセンシュアルな感覚を香りに閉じ込め、クリスチャン・ディオールが愛したプロヴァンスの地を描き出す。これは「アート オブ リビング」の具現化であり、それ自体が幸せな生き方そのものを表現している。フレグランスは、単なる香りだけでなく、それ以上のものを提供する、人生そのものの豊かさ、多様性、独創性を呼び起こすアートである。

Knit, Pants & Shoes DIOR

「インスピレーションは、南仏・プロヴァンス地方で突然訪れました。ラ コル ノワール城の辺り一帯に広がるバラ農園にきらきらと降り注ぐ初夏の日差し、咲き乱れるローズ ドゥ メ、そして大きなイチジクの木に生い茂る葉を吹き抜ける暖かな風。記憶に焼き付いたこの魔法のような瞬間を香水にしたいと思い、パリに戻ると創作を始めました。一目惚れしたその香りのシルエットを描きながら誕生した、私にとって最初のメゾン クリスチャン ディオールの香水『ディオリビエラ』は、まばゆい輝きを放つコンポジション。太陽の輝きに満ちたカジュアルでモダンな美しさを持ち、クリスチャン・ディオールとフレンチ リビエラの愛を物語ります」

ー フランシス・クルジャン/ディオール パフューム クリエイション ディレクター

Top, Skirt & Pants DIOR

【INTERVIEW】

ディオリビエラの香水を試されてみて、どのような印象を持たれましたか?

僕のめちゃくちゃ好きな香りです。初めて香水を手に取ったのが高校生くらいでしたけど、その時から好きな系統ってあんまり変わっていなくて。なんかネイチャーな感じ、自然の中にいるような香りばかり好きだったので、アンバーとかウッディー系の香りとかポプリとか。だからこういうちょっと果実のジューシーな香りにイチジクの葉のグリーンっぽい香りのバランスはとても好きですね。すごく落ち着きます。

高校生から香水って早いですよね。あまり周りにいなかったのでは?

当時のスタイリストさんのアシスタントをされていた男性の方がすごくいい香りで、「香水は何を使っているんですか?」って聞いて、教えてもらったのがきっかけで。頑張ってお金貯めて、一人で買いに行って、スクールバックとかにずっと忍ばせていたんですよ。それで、僕は今でも樹脂や自然系の香りが好きなんですよ。

ディオリビエラの香りは、どういうシチュエーションをイメージしますか?

かなり自分にマッチしてる感じがするので、特別な日というより、完全にカジュアルに纏えるっていう感じかな。晴れた日でも曇りの日でも雨の日でも、気分に寄り添ってくれるような。やっぱり香水って、その一日の色を付けてくれるものだと思うし、すごくファッションと密接なものだと思ってるんです。僕個人としては、今日最初に香りを試した時から、なんか自分の色だなっていう感じがしたから、すごくいいなと思いました。

とても嬉しいお言葉です。

本当にこの香り好きなんですよ! 僕はこういうイチジクとか何かの果肉の香りがしっかりあって、なんかちょっとセンシュアルな感じが好みなんです。

ちょっとセンシュアルで色気がある香り。

なんかボーダーがないっていうか、男女どちらも使えるような香りが、僕個人的には好きで。自分も一度、香水のブランドを作ったことがあって。その時も自分の好きなコンセプトっていうのがそんな感じで、女性が付けるとすごく大人な空気を纏えるし、男性が付けると、ちょっと余裕な感じが出るというか。なので、ディオリビエラの香りは、すごく素敵だなと思いました。

パッケージのデザインについてはいかがですか?

この磁石のキャップはとても発明だなと思います。この気持ち良さ、これはもうデザイン革命ですよね! だからいつも、(※キャップを付けたり外したりしながら)家で無心でこうやってやってることもあります(笑)。

(笑)DIORではそれがデフォルトになっていますよね。話は変わりますが、南フランスのプロヴァンス地方に、ディレクターのフランシス・クルジャンが行かれた時にインスピレーションを受けてこの香りが作られたということもあって、ディオリビエラのテーマにもなっているんですが、北村さんは、プロヴァンス地方へ行かれたことはありますか?

僕はヨーロッパ圏はまだ行ったことがなくて、むしろ憧れてる場所なんです。でも香りからすごく南の感じが伝わるんですよ。なんか、トロピカルですよね。

南フランスのプロヴァンス地方には、どういう印象を持たれていますか?

そうですね……なんかフランスでクロワッサン食べたいなって、漠然とずっと思ってて(笑)。フランスもそうですけど、本当にヨーロッパで行きたい国はいっぱいあるんですけど、ヨーロッパだけ行ったことがなくて……ヨーロッパのファッションやカルチャーも好きなんです。あと音楽のカルチャーも、ヨーロッパの方が好きなので……。フランスのバンド、フェニックスが日本に来た時も、僕ワンマン観に行ったんですよ。フェニックスが好きになったのはたぶん19歳とか20歳ぐらいで、「あ、フランスのバンドなんだ」と思って。何か彼らを見てると、すごく広義的なんですが、フランスという場所で自由に生きてきた感じっていうか、なんかそういう感じがすごくするんですよね。

なるほど。俳優としてもアーティストとしても、そういう場所も含めて、どういったことにインスピレーションを受けることが多いですか?

僕は日常で何となく思ったことを書き留めるようにしてます。いろんなことに目を凝らすと、小さなことでもすごくいろんなヒントがあったりするので。一個気になったことについては、あえてそのテーマで縛って、無理やりにでも長々と文章を書いてみたりとか。あとは、天気とか、風の流れとか、木々の成長とか、花とか……日常、実は見過ごしている、そういう当たり前の日々の時間の流れとかが、一番インスピレーションになるかなって。人の感情の流れとすごく近くて、実はすごい身近なもので。そういうところに、僕は感情を揺さぶられるなって思います。だからこのディオリビエラの香りを、普段使いで使いますっていうのも、特別な感覚が、僕は日常にずっとある感じかもしれないですね。人によっては、やっぱり特別な日に付けたい香水かもしれないけど、なんか僕は、きっとそういう自然なものを普段感じながら生きているので、こういう果実みたいな香りには、すごくシンパシーを感じるのかもしれないですね。

では最後に、仕事でもプライベートでもいいですが今年の夏のご予定は?

夏かぁ……そうですね、旅には出たくて。今年ずっと言ってるんですけど、なんかデジタルデトックスして、自分のことを誰も知らないような場所に行きたいなと思っていて。自転車でもいいし、車でもいいんですけど。

国内でですか?

そう、国内。海外じゃなくて、逆に自分家からスタートしたくて、マップ見ずに。

北村さんのことを誰も知らない場所が、国内にあるんですかね(笑)。

なんかマップも見ずに標識とか見ながら、辿り着いた場所でホテルとか旅館とか探したりして。なんかそういう、帰りたくなったら帰るみたいな旅を、この夏したいなって思ってます。普段生きてると、いろんな情報を知りすぎちゃてるというか、いろんな情報が入ってくるから、一旦何もかもデジタルを捨てて、お腹すいたらそこにある食べ物を食べて、そこで出会う人がいるかもしれないし、そういう人としての最初に戻りたいなと思って。画策してます、今年の夏は。

実現できるよう祈ってます。

今年はタイミングありそうだなって感じなんですよ。

そんな時、ぜひディオリビエラ限定デザインのトラベル スプレー ケースを持っていってください。すごくかわいいのがあるんですよ。ポーチとかにも入れられて便利です。

めっちゃかわいい! すごい! 質感もとってもいいですね!

これを持って素敵な旅を。

やっぱり旅に出たくなりますね、この香り。わざわざ歩いて帰りたくなる香りって感じ。

【PROFILE】
北村匠海(きたむら・たくみ) 東京都出身。2008年に映画『DIVE!!』で俳優デビュー、2011年には4人組バンド「DISH//」を結成。2017年に映画『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人賞を受賞。主な出演作にドラマ『にじいろカルテ』『名探偵ステイホームズ』『星降る夜に』、映画『アンダードッグ』『さくら』『明け方の若者たち』などがある。『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』(4月21日公開)、公開待機作『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(6月30日公開)がある。

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40mL 15,950円(税込)
125mL 34,100円(税込)
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