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Where the runway meets the street

ブランド:ESTNATION(エストネーション)

ESTNATION(エストネーション)は今年3月に衣類回収サービスをローンチしたのを皮切りに、プロジェクト「One Small for Smile」を本格始動したほか、7月にはサステナビリティ開発推進室を設置し、CO2削減などの具体的な数値達成目標を掲げるなどサステナブルな取り組みを進めている。

プロジェクトを通じ、2030年までのロードマップを策定。廃棄物リサイクル率80%をはじめ、オリジナルレーベルの環境配慮型商品化率30%、CO2 2019年度対比30%(スコープ1・2)の3本柱で、目標達成を掲げる。

商品として扱う衣類や、大量のハンガー、ビニールなどの副資材の廃棄に関する課題解決に向け、小売業として取り組めるサーキュラーエコノミー活動を展開。不用になったハンガーを素材別に仕分け、協力会社による回収後、マテリアルリサイクル、リユースすることで廃棄物を削減。リサイクルしたマテリアルを使用し、店頭配布ハンガーなどを製作・回収するスキームづくりを目指す。

繊維製品の回収サービス「Wear to Fashion(ウェア・トゥ・ファッション)」も導入し、利用客から不用になった衣料品を回収。提携業者が仕分けし、リユースを中心にケミカルリサイクル・アップサイクル・サーマルリカバリーなどに再利用する。廃棄繊維製品の削減を進め、将来的には再生ポリエステル繊維「RENU」を商品に採用。サーキュラーエコノミーを構築する。

使用済みビニールは、仕分けし、ビニール以外の異物を除去。協力会社により有価物として回収し、マテリアルリサイクルとして再生原料99%のポリ袋に再利用する。製造時に排出するCO2も少ないことから、CO2削減にも繋がるという。