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Where the runway meets the street

アイウェアブランド「EYEVAN(アイヴァン)」は、EYEVANの旗艦店「EYEVAN Tokyo Gallery」を3月19日(金)、東京青山の骨董通りにオープンする。

EYEVANは社名を冠した自社ブランドとして1972年にスタート。当時、視力矯正器具としてネガティブなイメージが大きかった眼鏡を、ファッションアイテムとしてTPOに合わせて楽しんでほしいという思いから「着る眼鏡」というコンセプトを打ち出し、その後数回のブランド休止を経て2018年に再出発した。

店舗は、米国で生まれたアイビールックを日本に紹介し、アパレル企業「VAN Jaket」と共に誕生し、眼鏡製造の聖地と言われる福井県の鯖江で生産する日本製へのこだわりを踏まえた「未来」を感じさせるデザインに仕上げた。細長く、窓のない長屋のような形状を活かし、日本的な要素を取り込みつつモダンなデザインに落とし込んだカリフォルニアのケーススタディの建築家が手がけた町工場「small factory」をイメージ。

木製の天井は大きな建物の一角を占めているように、アーチ形状にすることで連続性を持たせ、床は工場でもよく使われたコンクリートの洗い出し仕上げ。手磨きが工程に入る仕上げは鯖江製のセルフレーム製造の工程にも通じており、亜鉛加工したスチールや仕切りに使うアセテートなど眼鏡と共通の素材も使用しながら銅や真鍮も多用している。

アイテムよりもディスプレイでのプロップを優先したスペースとなっており、フレームデザインが生まれた背景やカルチャーに基づいたものを展示。眼鏡のスタイルに合う服を見せることで、実際に着用するときのイメージが湧きやすいギャラリーとしての機能を兼ねEYEVAN Tokyo Galleryと命名した。