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東京・原宿のギャラリー「The Mass」は11月16日(土)〜12月15日(日)、グラフィティアーティストFutura(フューチュラ)による個展「GENERATION Z」を開催する。

Futura約20年ぶりに日本で開催する同個展では、4つの異なる彫刻作品や、2019年の日本滞在中に制作された27点のコミッションワークを展示。Futuraは自分自身の過去を振り返ることと同時に、未来を見ることも大事だと思っていると話し、制作について「グラフィティは自分の存在意義を確認するためのものだった。自分の名前を世界中に知らしめたかった。名を轟かせたかったんだ。ただ諦めずに創り続けること。立ち止まらず、ひたすらに創り続けるんだ」と語っている。

同個展では、Futuraの息子であり「13th Witness」の名で知られるフォトグラファー、ティモシー・マクガー(Timothy McGah)の作品も展示予定となっており、親子での合同展示は初の試みとなる。

Futura グラフィティが公のアートギャラリーに認められ始めた時代のパイオニアであるアーティスト、1980年代に注目を浴び、ジャン=ミシェル・バスキア、キース・ヘリング、ケニー・シャーフとともに大きなアートムーブメントの立役者となった。「サブウェイ・スクール」と呼ばれるニューヨークの地下鉄グラフィティシーンにおいてグラフィティを全て独学で覚え、熟達した色彩感覚、幾何学的な構成、ワシリー・カディンスキーの作品にもたとえられる線などの作品で知られる。2018年にロサンゼルス、2019年にニューヨークにて開催されたビヨンド・ザ・ストリートに出展。コマーシャルアートや自身のアパレルブランドであるフューチュラ・ラボラトリーズをプロデュースするアーティストとして、これまでルイ・ヴィトン、コム・デ・ギャルソン、シャネル、ナイキ、オフホワイト、リーバイスなどとのブランドとコラボレーションを展開し、ザ・クラッシュなどのミュージシャンたちにもアルバムデザインを提供。

GENERATION Z
会場:東京都渋谷区神宮前5-11-1
会期:11月16日(土)〜12月15日(日)
開催時間:12:00〜19:00