style
Where the runway meets the street

デジタルにより開かれた世界が、多様化を推し進めた。この自由な自己表現主義の時代を支えるタイムピース<G-SHOCK>マルチカラーアクセントは、多様性がもたらす新たな進化を予感させる。

Watch G-SHOCK / Rings PLUIE

G-SHOCKの原点を受け継ぎ、タフネスの象徴であるアイコニックなスクエアデザインを八角形フォルムへと継承・進化させた2100シリーズ。その最新モデルでは、フェイスにマルチカラーをアクセントとして採用。装いの差し色になるだけでなく、様々なカラーが散りばめられたデザインは、多様性そのものを表現しているとも言える。加えて、スタイリングに色をプラスする=自分に色をつけることは、自己表現へとつながるはずだ。ワントーンのボディに彩りを与えるカラーアクセントは、控えめながら内包する個性を外殻へと表す手段の一つとして、自分だけが知るこだわりや高揚感といった感情を表現できるものとなっている。

 

Watch G-SHOCK / Jacket MAGLIANO / Eyewear ONE/THREE COMPOUND FRAME 

自己表現時代において、マルチカラーアクセントは異なる男性像をも結びつける。今や若者にとって体育会系・文化系といった線引きはなく、いわゆるオタクも各ジャンルのスペシャリストとして存在感を高めている。スタイルも背景も考え方もまるで違う男性像だが、それぞれが信念を持って振る舞い、お互いが認め合い、ときに異なる男性像を共存させる。マルチカラーアクセントは、そんな多様性が尊重される現在の価値観に寄り添い、自己表現を後押しするに違いない。

 

Watch G-SHOCK / Shirt D/HILL / Bandana FOVOS

そもそもG-SHOCKの歴史は、自己表現の連続だった。1983年、壊れない時計をつくるという強い信念から生まれた初号機DW-5000C。カシオが時計事業に参入した1970年代当時、腕時計は慎重に扱わなければいけないデリケートな精密機器だった。その常識を覆し、落としても壊れない腕時計を完成させた。柔らかい素材と硬い材質のフレームを組み合わせることで、あらゆる方向からの衝撃を和らげるケース構造を発案。そして腕時計の心臓部であるモジュールをいくつかの点で支え、ケースの中で宙に浮かせる中空構造によって耐衝撃性を実現した。

 

それまで不可能とされていた壊れない時計の完成は、腕時計の多様化の始まりを告げる。それまで主にデザインの差異で個性を表現していた腕時計に、G-SHOCKは機能面での変化と進化をもたらした。タフネスという普遍的なコンセプトに基づき、防水・防泥といった耐久性能、光で駆動して正しい時刻を表示する電波ソーラー機能やセンサー技術による高度・方位計測など、タフな環境で必要とされる機能性を追求。また、Bluetoothによるスマートフォン連携機能や、ワークアウトや睡眠分析に役立つ心拍計測機能など、時代に即した最先端機能を取り入れて進化を続けている。

DW-5000C(1983年)
AW-500(1989年)
DW-6900(1995年)
GA-110(2010年)
GA-2100(2019年)

デザイン面においても、G-SHOCKは時代のニーズに合わせて進化を遂げてきた。1989年に初のアナログモデルAW-500、1993年にフルメタル仕様のMRG-100、1995年には、ファッションアイコンとしての地位を確立した “三つ目” のラウンドモデルDW-6900を発売。2010年にビッグフェイスのアナデジモデルGA-110、2019年にスリム&コンパクトなオクタゴンベゼルのGA-2100をリリースするなど、今日に続くマスターピースの数々を創出。その中でもGA-2100シリーズは、初号機DW-5000Cと耐衝撃をアナログスタイルで実現したAW-500のDNAを受け継ぎ、ファッションとの調和を目指して再構築されている。

Watch G-SHOCK / Jacket, Shirt CINOH

 

Watch G-SHOCK / Fake Fur Vest, Pants  SOSHIOTSUKI / Top CHARLES JEFFERY LOVERBOY / Hat NEW ERA®︎

落としても壊れない時計という普遍のアイデンティティを携えながら、時代の変化と共に機能もデザインも進化を続けてきたG-SHOCK。そして多様化が進む現在、マルチカラーアクセントが自己表現を叶える。しかし、それも現時点での多様性に過ぎないだろう。

Watch G-SHOCK / Jacket MAGLIANO / Eyewear ONE/THREE COMPOUND FRAME / Hat New Era®︎

 

Watch G-SHOCK / Shirt CINOH / Pants KURO / Shoes YOKE / Socks STYLIST’S OWN

腕時計は腕に着ける前提でつくられているが、たとえば未来では脚に着ける形状が時計の主流になるかもしれない。そんな多様性の変化を見守りながら、時代の変化をそのデザインに表現し続ける。時代に溶け込むことが多様性の一つの在り方であり、これはファーストモデルから常に実践してきたこと。だからこそG-SHOCKはいつの時代も格好良いのだ。