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「黒」に始まり、「白」「白黒」「灰色」と表現の幅を徐々に広げてきた陶芸家、吉田直嗣が独立後の展示から15年になる今年、東京・神宮前のキュレーション型セレクトショップ「Graphpaper」の提案により、黒だけの世界を実現させる。

ギャラリー機能も持つ同店の4回目となる今回の企画展。「黒」で表現される花器や器などは無機質に見えて、どこか暖かみがあり、これまでに吉田が培ってきた表現や思考を感じ取ることができる。初日7月20日(土)は、吉田が在展する。

吉田直嗣
1976年静岡県生まれ。東京造形大学卒業の後、陶芸家の黒田泰蔵氏に師事。2003年には静岡県内の富士山のふもとに築窯。黒や白の作品を作り、形の美しさや色の表現により独自の世界を作り出している

吉田直嗣展
会期:7月20日(土)~28日(日)12時~20時(月曜定休)
会場:Graphpaper
住所:東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション2階
TEL:03ー6418ー9402