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Where the runway meets the street

GUCCI(グッチ)」は、フォトグラファーで、映画・舞台監督、プロデューサー、脚本家でもあるギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス(Giorgos Lanthimos)が撮影を手掛けた限定版アートブックを出版した。

GUCCIのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)のビジョンにインスパイアされたランティモスが、ローマの「ヴィラ・アルバーニ・トルロニア」にある「レダ・ギャラリー」を舞台に、2020年クルーズ コレクションを印象的で示唆に富んだイメージの中に写し出した。時を超え古典主義を再発見できるように設計されたプロジェクトにより生まれた「古典主義の理想」とも言えるレダ・ギャラリーは、古代ギリシャとローマ時代の傑出した彫刻コレクションを収蔵。

ギャラリーの中央に置かれ、名称「レダ(Leda)」の由来にもなっている彫刻「レダと白鳥」を撮影のインスピレーション源として捉え、ティモテウス作とされる紀元前4世紀の古代ギリシャの彫刻を模して紀元1世紀にローマで制作された同作同様、「芸術的真正性を有する模倣の価値」の重要性に焦点を当てたという。

アートブックのタイトル「Oviparity」は「卵生」を意味し、ギリシャ神話におけるレダと白鳥との逸話を想起させるほか、ランティモスによる写真には、大理石のように肌を白く塗った老齢の男女が登場。彫刻や絵画のモデルのようにポーズを取り、さまざまなカラーやパターンに彩られたGUCCIのルックをまとった若者たちと戯れる姿などを撮り下ろした。

ロンドンに拠点を置く出版社IDEAから2019年11月に発売され、フィレンツェの「グッチ ガーデン」、ニューヨークの「グッチ ウースター ブックストア」、日本では「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」「代官山 蔦屋書店」「銀座 蔦屋書店」「ツタヤ トウキョウ ロッポンギ」「SHIBUYA TSUTAYA」「青山ブックセンター」「BOOKMARC」で取り扱う。価格は70ユーロ(11,000円、60ポンド、80ドル)。

問い合わせ先
グッチ ジャパン クライアントサービス
TEL 0120-99-2177
www.gucci.com