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100年超の記憶を “赤い糸” でたどる。世界巡回展「GUCCI COSMOS」が京都で開幕

100年を超えるGUCCIのコードとスピリットが赤い糸で紡がれる。
世界巡回展「GUCCI COSMOS」が、コンテンポラリーアーティストのエス・デヴリン(Es Devlin)のデザインと、ファッション研究家であり評論家のマリア・ルイーザ・フリーザ(Maria Luisa Frisa)のキュレーションのもと、GUCCI創設の地、フィレンツェとの姉妹都市である京都の京都市京セラ美術館で開幕した。2024年はGUCCIが日本に上陸して60年を刻む記念すべき年。GUCCIの錚々たるアーカイブが縁深い場所と時間に手繰り寄せられ、時空を超えたクリエイティブな対話が展示された。

創設者のグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)がラゲージ製造のインスピレーションを受けたとされるロンドンのザ・サヴォイ ホテルでのベルボーイ経験、フローラ、アイコニックなホースビット ローファー、乗馬文化とのつながり、バンブーハンドル バッグと、それぞれの物語やテーマの中に様々な歴史とデザイナーのクリエイティビティが絡まり合い、時に、日本を代表する西陣織の権威、HOSOOとのコラボレーションや京都市京セラ美術館が所蔵するアートと組み合わせて展示される。


トム・フォード(Tom Ford)の鮮烈な赤、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)のフローラルな赤、現クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)のクラシックな赤「グッチ ロッソ アンコーラ」など、多様でクリエティブな赤い糸が真正な脈絡で紡がれ、やがて大きな基盤となっていく。
GUCCIが誇る赤い創造は、天衣無縫なコスモを生み出している。

※本記事は2024年12月に発売したHIGHSNOBIETY JAPAN ISSUE13 HOLIDAYに掲載された内容です。
【商品概要】
タイトル:HIGHSNOBIETY JAPAN ISSUE13 HOLIDAY
発売日:2024年12月10日(火)
定価:1,650円(税込)
仕様:A4変型版
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- WORDS: YUKI UENAKA