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Where the runway meets the street

JW ANDERSON(ジェイ ダブリュー アンダーソン)は、イギリスを代表する反体制のアーティスト、ギルバート & ジョージ(Gilbert & George)とコラボレートしたカプセルコレクションを12月3日(月)より販売開始する。

「イギリスの現代芸術を語る上でギルバート&ジョージの存在は不可欠であり、私自身も深く影響を受けました。彼等の作品に通底する秩序と無秩序というテーマは、JW ANDERSONの創作においても重要なテーマであります。古きを重んじながら新しさを探求する、そんなイギリスらしい創作のあり方を、今回のカプセルコレクションでは表現しました」とジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)はコメントしている。

今回のカプセルコレクション、そして2019年春夏コレクションの一部分の題材としてアンダーソンは、『Guard Plants』(1980年)、『Dog Boy』(1980年)、『Heavy』(1988年)の3つの作品を選んだ。これはギルバート&ジョージの活動と、その作品中で扱われるマスキュリニティ(男性らしさ)とモダンライフ(現代生活) というテーマに着目したことに始まる。

ギルバート&ジョージの作品の本質は、50年以上にわたり住み続けるイーストロンドンにあると考察したアンダーソンは、活動を始めた1980年代当時のイーストロンドンの空気感、また平凡な日常の中に特異さを見出す鋭い視点を、今カプセルコレクションの中に反映をさせた。

サマーカプセルコレクションの主役となるのは、アクリルとシルクスクリーンインクでプリントされたギルバート&ジョージの作品である。特に、大ぶりなバッグの数々は、グラフィカルな作品の魅力を余すところなく伝えている。他には、ライダースジャケットやブレトンストライプのトップス、ショーツ、コットンを使ったビッグシルエットのチュニック、Tシャツ、スウェットなどのカジュアルなアイテムで構成される。

また、コレクション発表に合わせ、『The Pleasure Book for Boys with JW Anderson & Gilbert & George』と題されたアートブックも発売される。ベンジャミン・ブルーノ(Benjamin Bruno)によるスタイリング、アラスデア・マクレラン(Alasdair McLellan)による写真、そしてエムエムパリス(M/M Paris)によるブックデザインで構成され、ジョー・アン・ファーニス(Jo-Ann Furniss)によるギルバート&ジョージへのインタビューも収録されている。

同書の為、ギルバート&ジョージの自宅やスタジオ内の最もパーソナルな空間へのアクセスが許可され撮影は行われた。作品に登場するイギリス人の若者達を彷彿とさせるメンズモデルの他に、アーティスト本人達もモデ ルとして参加。本アートブックはJW ANDERSONのウェブサイトてにて、12月19日(水)より販売開始となる。

なお、カプセルコレクションはMATCHESFASHION.COMとのエクスクルーシブのパ ートナーシップのもとにローンチがされる。オンラインストア及びロンドン・メイフェアのストアでの販売の他、ギルバート&ジョージの作品にインスパイアされたインスタレーションが2週間にわたり展示される。さらに、12月10日(月)からは、JW ANDERSONのウェブサイトでもカプセルコレクションが販売開始される。

なお、1月にはDOVER STREET MARKET GINZAにてイベントの開催が予定されている。