“カワ” イイが着たい。春〜Spring〜
冷たすぎる寒波も冷静さを取り戻してあたたかさを感じさせてくれたかと思えば、また冷たくなる、ダメ男のような気候に弄ばれている今日。
だが着実に冬との別れは近づいているようで、先日干していた洗濯物には、一瞬のあたたかさに魔が差したであろうカメムシが付着していた。
自分ではない知らぬ誰かのリップではなくカメムシ……そんな知らせ方、いらない。この気候はダメ男を通り越してただのヤバ男だ。
早く春に気持ちを切り替えた方が良い。
しかし、ここ数年の気温の激しめ反復横跳び具合に「もう日本に春と秋がないからね」と、夏か冬に一回激しめに抱かれたの? といった具合に知ったか顔でドヤってくる民がいる。そんなもの反復横跳びからの跳び蹴りである。
俺の愛する春と秋を誰の手にもわたしやしない。
ということで、またもや前置きが冬のように長くて申し訳ないのだが、みなさんは春が近づいてきたら何を着たくなるであろうか?
個人的には「レザー」。
かつての華原朋美氏も「花柄のワンピース その上にレザーのジャケット羽織って〜」と唐突な聞いてもいない甘辛コーデを、突き抜けるような高音に乗せて主張してきていたが、気分が乗るとレザーに頼りたくなる気持ちは分かる。
自分が持っているレザー系はどちらかというと頼れるというよりも、若干主張が激しめな我の強さにはなるのだけれど……。

バインダーかなってくらいのハトメの多さで一見、納品書や確定申告用の書類を挟めそうだが、活用先は特にない。エディ感強くてお気に入り。着るとなんだか引き締まる。

こちら普通のネルシャツに見えて実は全てがレザーという意味の分からなさに惚れて購入。
マチューのメゾンの技術とクラフツマンシップを用いて、とことんレザーで何ができるかやってみよう! という、もはや狂気と紙一重のわくわくさんのような気概が大好きであった。

レザーのタイも。
そして、かつて展開されていたレザーのトランクスも衝撃的であったし。

手編みのレザーのブーケも欲しかった。

って、どんどんまた横道にそれていってしまっているので、自分なりの定番で今気になっているレザーのアイテムを……。

前回の記事でも紹介したGUCCI(グッチ)のこちら。
タイトめかつ丈が短めで定番と呼んでいいのか早速、自分で自分を迷わせている。一瞬の気の緩みではちきれてしまわないかの可動範囲が気になりつつ、かっこよさでも気になりつつで、今の我が心を最も弄んできているレザージャケット。

レザーといえばSAINT LAURENT(サンローラン)のボンバーも美しきことこの上なし。エロがりレザーはSAINT LAURENT一択。敢えてのスーツスタイルの上に合わせる色気もよきにはからえ。あと、エロがりレザーってそもそも何?


そしてマイケル・ライダー(Michael Rider)を迎えたCELINE(セリーヌ)の、元気いっぱいわんぱく印! 僕に任せてください! っしゃ! みたいな、どこか勝俣州和氏のエキスを革に刷り込んだかのようなレザージャケットも気になっている。後ろのシルエットなどのディテールもかわいいしたのしい。ファッションはまずたのしくあれ。
とやはり、定番ではないものへとどうしても愛の不時着。こればっかりはしょうがない。
春がそうさせるのである。
いっそのことみなさんも、今季は定番を忘れたレザーにチャレンジして、一皮むけてみてはいかがであろうか?
ほら……。“皮” だけに……うん。
- Words: キクチ