増え行く「かけっ子どうぶつ」。
最近、よく見かけないであろうか? ランニング界隈。
ウェアも揃えて洒落こみながらアクティブかつヘルシーに走り回る様を、自堕落に1mmたりとも歩みを進めずにソファの上でこちらはSNSにて眺めているわけだが、界隈が使っているランニングアプリ(?)でのあのランニングコースをかたどったオレンジのマップの形を見ては、どうにもこうにも “たべっ子どうぶつ” に見えてきてしまって、見かけるたびに “サブリミナルたべっ子どうぶつ” された結果、たべっ子どうぶつを買って食べてしまうヘルシーと相反の効果を生み出している。
あっちは陸上スパイク、こっちは血糖値スパイク。
しかも皇居ランをする者達を見ながら、「皇居も家なわけだし、自分だったらこんな知らない人達に我が家の周りぐるぐる走られたら嫌だなぁ」と思ってしまうそもそもの思考回路が不健全であり、くだらぬ妄想を走らせる前に、自分ん家の周りをとっとと走ったほうが良い。
ということで、形から入りたい自分が “かけっ子どうぶつ” になるならば、な気になるスポーティなウェア。

初っ端からもう絶対にこれ、ブランドサイドもスポーティな実用をされることは絶対に意識してないだろうものを紹介しようとしている。そもそも地平線レベルのまっすぐな肩パッドが入っているので、早朝ランで俺の肩から朝日が昇っていくのを感じろっていうSAINT LAURENT(サンローラン)のウインドブレーカー。逆に肩バッドでキャプテン翼の作画感が出るので、超人的な身体能力が発揮される可能性は微レ存。

スポーティかつスリムフィットなPRADA(プラダ)のブルゾンジャケット。商品説明も「テクニカルな衣服は、コンテンポラリーなスタイルを備えています」ということで、結局どういうことなのかが解釈できていないのだけれど、きっとそういうってことはスポーティな場面でもいけるはずである。なんせテクニカルなコンテンポラリー。フィット感がまずかわいい。

ドキマギしてしまうけど履いてみたいハーフタイツ。こちらのシンプルなものはlululemon(ルルレモン)。タイトなタイツといえばキム・カーダシアン(Kim Kardashian)であり、セロトニンより、己の体内のカーダシアンズホルモンが爆発的に活性化しそうではあるので、ホルモン数値が気づいたら娘のキムのラインを通り越し、結果 “ジェネリック・クリス・ジェンナー(Kris Jenner)” が爆誕する可能性がある。果たして俺は一体、何の話をしているのだろうか。
結果、運動的な要素を一切踏まえていないチョイスを案の定繰り広げている。
再度自らに言い聞かせるが、本当にくだらぬ妄想でペンを走らせる前に、とっとと自らの足で走り出すべきなのだ。
俺の描く “サブリミナルたべっ子どうぶつ” 乞うご期待。
- Words: キクチ