キクチコラム:東京コンクリートブティック。
こちとら東京在住。
都会のコンクリートジャングルには必然と商業施設が無数に植えられており、付随して必然と名の知れたアパレルのショップたちが鮮やかにウィンドウを彩り食虫植物のように人々を引き寄せては、捕えていっている。
そんな中でときおり、謎に現れる港区や渋谷区・千代田区などの一等地の大通り沿いの細長いビルの一階にポツン……と構えられているブティック。
個人経営なのかなんなのかは分からない、そして客が入っている様子はなく店内に居座るは特徴ある派手なヘアメイクをしたオーナーと思わしき女性だけであり、潰れる気配もなくそこにずっと居続けている威厳と風格を放つ、商業施設が食虫植物ならば、こちらは女郎蜘蛛の巣である。
ウインドウから見るに、この謎のブティック達に共通するのは
・スマイルや星の主張強め一点パッチワーク
・プッチを彷彿とさせる鮮やかな柄もの
・アイテムのどこかに施されているラメ
・おまけで仕入れている犬グッズ
といった特徴のあるアイテムを取り扱っているという点。
ただでさえなかなか人を選ぶアイテムであるし、立地も家賃が高そうであるのに、この商品展開でどうやって成り立っているのであろうか?
巣鴨などの下町にあるブティックは、近所のおばあちゃんコミュニティという顧客がいるし、値段も手頃となっているのでなんとなく分かるのだが、またちょっと違った趣。
これは自分の中で東京の七不思議のひとつであり、だからといえ自分で答えに辿り着きたいかといったらそうでもない。ただ一番説として濃厚である “金持ちの道楽” への庶民の余計なお世話と杞憂でしかないのであろう。
もしも正解が分かる方、または経営されている方がいるのであれば優しく教えてほしいものである。
▼キクチの気になるもの

プロフィール キクチ(@lclccylcy)
職業キクチを名乗る自由なファッションをたのしむ自由人。とにかくヴィジュで全ての気分をあげていくのがモットー。
過去の連載記事はこちら
- Words: キクチ