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Where the runway meets the street

ブランド:LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)

LOUIS VUITTONは2月14日(パリ、現地時間)、新たなメンズ・クリエイティブ・ディレクターに米人気アーティストで音楽プロデューサーのPharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)を起用すると発表した。

これまでに計1000億回数の音楽再生を記録しているファレル・ウィリアムスは、2004年、2014年、2019年のプロデューサー・オブ・ザ・イヤーを含む13のグラミー賞と、米音楽著作権管理団体「ASCAP」による2012年のゴールデンノート賞を受賞。自身の楽曲「Happy」などでコ・プロデューサーとしてアカデミー賞にも2度、ゴールデン・グローブ賞にもそれぞれノミネートされている。2019年にはエミー賞にもノミネートされた。Chad Hugo(チャド・ヒューゴ)とのユニット「The Neptunes(ザ・ネプチューンズ)」の活動ではソングライターの殿堂入りも果たしている。

音楽以外の活動でも、書籍の執筆や、ナレーションなど幅広く活躍し、2019年には若者の教育を支援する非営利団体「YELLOW」を設立。黒人やラテン系のスタートアップを支援する非営利イニシアティブ「Black Ambition(ブラック アンビション)」も立ち上げ、マイアミにホテルをオープンするなど起業家としても知られる。ファッションデザイナーとして、「BILLIONAIRE BOYS CLUB(ビリオネア・ボーイズ・クラブ)」、「ICECREAM(アイスクリーム)」などのブランドも手がける。

今回の起用について、LOUIS VUITTONは、ファレル・ウィリアムスが「音楽、アート、ファッションなど、そのクリエイティブな世界を広げるビジョナリー(先見性に富んだクリエイター)であり、過去20年間で文化的なグローバル・アイコンとしての地位を確立してきた」と評価。「ファレル・ウィリアムスが探求するさまざまな世界の境界線を打ち破る姿」が、文化的メゾンとしての同ブランドの位置付けと合致するとした。

LOUIS VUITTON代表取締役会長兼CEOのピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)は、「2004年と2008年のLOUIS VUITTONとのコラボレーションを経て、ファレル・ウィリアムスを新たなメンズ・クリエイティブ・ディレクターとして迎えられることを嬉しく思います。ファッションの枠を超えた彼のクリエイティブなビジョンが、LOUIS VUITTONを新たな、そして非常にエキサイティングな新章へと導いてくれることでしょう。」とコメントしている。

ファレル・ウィリアムスが手がける初コレクションは、今年6月にパリで開催されるメンズファッションウィークで発表される予定だ。