MINOTAUR INST. 2021年春夏コレクション
- By HighsnobietyJapan in style
- 2021年3月25日
ブランド:MINOTAUR INST.(ミノトールインスト)
キールック:LOOK20には京都の建仁寺 両足院とコラボレーションしたTECH SAMUEが登場。コレクション全体では無地のアイテムが目立つがストライプ柄アイテムも充実。LOOK11のストライプシャツにはテック素材を採用しており、同ブランドの根幹にある機能性も兼ね備えている。
内容:「AT THIS MOMENT」をキーワードに、禅の中でも重要な意味を持つ「 □︎△○ 」をモチーフにしたプリミティブな3Dオブジェクトに対して、レーザースキャナーをシミュレートしたシステムを用いてスキャンし、点群化したものをグラフィックに落とし込んでコンセプトヴィジュアルとして表現。レーザースキャナの特性上、オブジェクトへの距離に応じた、陰影のような模様を作り出す。この手法により生成される点群の表現は、近いものほど粗になり、遠いものほど密になり遠くから見るものほど具体的に見え、人間の目の認識構造とは逆になるという。物理的に「近すぎて見えない」という感覚は、内面的にも身近であるはずの「自分」を理解する難しさでもあり、そこに向き合うことが、「禅」の思想に精通する。Point Cloud表現を通して視覚化された「近すぎて見えない」という感覚はある種の禅の思想のビジュアライゼーションだと考え、過度な合理性や競争をあおる現代社会において、一度立ち止まり自分にとっての「近すぎて見えない」という感覚を見つめ直すという自分への問いを想起させるコンセプトを盛り込んでいる。日本に臨済宗を正式に伝えたといわれる栄西によって開山された京都の建仁寺 両足院とのコラボレーションによるVRを舞台に、発表した。
We Recommend
WHAT TO READ NEXT