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Life beyond style

MONCLER(モンクレール)」は、電動SUVオフロードレースシリーズの「EXTREME E(エクストリーム E)」と提携した。

MONCLERが、EXTREME Eの現場チームに過酷な環境からチームを守る専用ユニフォームを提供。ブランドを代表するアウターウェアやスウェットシャツ、Tシャツ、アクセサリー、シューズなど、様々な環境に対応するアイテムを展開する。

EXTREME Eは、様々な環境で電動SUVが競い合うレース。5つのレースで世界を巡り、隔離された地域における気候変動や人的干渉の影響を強調。地球環境を考慮した「低炭素な未来」に向けて電気自動車の普及を促進する。

地元への影響を最小限に抑えるために観客を導入せず、生中継やソーシャルメディアを通して様子を配信。元旅客貨物船のセントヘレナ号は、数百万ユーロの改装を経て排出量を最小限に抑えたEXTREME Eのオペレーションハブに改良。チャンピオンシップの貨物や車両を含むインフラ設備を最寄りの港まで輸送し、EXTREME Eによる負荷を抑え、船内に設けた研究所は科学研究も行う。

EXTREME Eは、水素燃料電池技術によりレース車両の充電をゼロエミッションエネルギーで支えている。英燃料電池メーカーのAFCエナジーにより、水と太陽を利用して水素発電を実現。温室効果ガスを排出せず、生み出す水は現場で再利用する。

新たに「Moncler Born to Protect」と題したサステナビリティプランも発表。企業としてのサステナブル開発へのコミットメントを新たに設定し、気候変動対策や循環型経済、公正な調達、多様性の強化、地域社会への還元という5つに焦点を当て、社会的・環境的責任とビジネスモデルの統合と、2021年にカーボンニュートラル化を図り、2023年までに100%再生可能エネルギーの導入も目指す。

気候の緊急事態に対する認識を高め、行動を喚起するというEXTREME Eの環境目標と合致し、二酸化炭素排出量を削減するために、水素燃料電池による充電や大会会場での観戦者ゼロ化など、モータースポーツをサステナブルに開催。

文化的な変化も後押しするため、ダイバーシティとインクルージョン協議会の発足も予定。EXTREME Eでも、モータースポーツの平等性を推進するためにそれぞれのチームは男性と女性両方のドライバーを含むチーム編成をしなければならないという規定を設定。2022年までに全従業員がボランティア活動に参加することも決定。

EXTREME Eの「レガシー プログラム」は、ユニセフと共にグリーンランドでの学校に向けた全国気候教育や「The Nature Conservancy(ザ・ネイチャー・コンサーバンシー)」によるアマゾンの農林業の支援、セネガルで活動するNGO団体「Oceanium(オセアニウム)」による100万本のマングローブの植栽なども含み、環境問題だけでなく長期的な活動を行う。

 

EXTREME E シーズン 1
デザート X グランプリ:サウジアラビア(アルウラ)
会期:3月20日(土)〜21日(日)
オーシャン X グランプリ:セネガル(ラックローズ)
会期:5月29日(土)〜30日(日)
アークティック X グランプリ:グリーンランド(カンゲルルススアーク)
会期:8月28日(土)〜29日(日)
アマゾン X グランプリ:ブラジル(パラー)
会期:10月23日(土)〜24日(日)
グレイシャーX グランプリ:アルゼンチン(パタゴニア)
会期:12月11日(土)〜12日(日)