MYKITA がグローバル・リサイクル・デー2023に向け、新たなサーキュラリティを達成
- By HighsnobietyJapan in style
- 2023年3月18日
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ブランド:MYKITA(マイキータ)
MYKITAがグローバル・リサイクル・デー2023(3月18日)に向け、新たなサーキュラリティ(循環性)を達成。
MYKITAの最初のコレクションは、スウェーデンに拠点を置くサプライヤー、Alleima社(旧Sandvik社)から調達した、いわゆる「ばね鋼」と呼ばれる鋼材の薄い板から作られた。耐食性と長寿命で知られるステンレススチールは、今もMYKITAの製品構成の約65%を占めている。そして2023年、100年以上にわたりスチールとスクラップベース(廃棄)のリサイクルを行ってきた革新的でパーパス・ドリブンな(目的主導型)企業であるAlleima社とのパートナーシップが20周年を迎る。
スチール製造は、鉄鉱石が従来のまま採掘され、石炭で加熱された「高炉(溶鉱炉)」で溶かされるため、環境にとって有害であると知られている。同時に、スチールは金属スクラップ業界の中で最も多く見られる金属であり、リサイクルされているのは世界のスチール生産のわずか半分足らず。しかし、スチールは無限に再利用が可能であり、そのリサイクルは天然資源の保護を後押しするサーキュラーエコノミー(循環型経済)の鍵になる。
MYKITAが使用しているステンレススチールの種類は高度にリサイクルされた製品。含有成分の約90%がリサイクルされており、MYKITAの製品に必要な医療グレードの品質を実現するために10%の原料が加えられている。Alleima社のリサイクル施設ではスクラップ(廃棄)を溶解するために電気アーク炉を使用し化石燃料をほとんど使用しないエネルギーを動力源としている。
その結果として得られるばね鋼は、MYKITAのアイウェアデザインに必要な可鍛性(展性)と引張強度の完璧な組合せを提供。フレームはばね鋼の超薄板材から切り出される際、多くの端材が残る。従来は、現地ベルリンにてリサイクルしていたが、2022年夏よりAlleima社との取り組みがスタートし、現在では完全循環型の素材サイクルを実現。端材のステンレススチールは原料としてAlleima社のリサイクル施設へ戻され、すべては、仕入時の元の鋼材グレードを製造するためのリサイクル工程に直行するという循環するオペレーションを確立。
MYKITAは2022年4月、すべてのアセテートの供給をサステナブル素材「Acetate Renew」へと移行。ステンレススチール素材を循環させることにより、サーキュラリティ(循環性)の実現に向け、新たな一歩を踏み出した。現在では、常に高いリサイクル材含有率を保ち、仕入れたフレーム素材全体量の90%以上がリサイクルされていると明言している。
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