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Where the runway meets the street

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Spring 2019 Nike Tech Pack Collection(スプリング 2019 ナイキ テック パックコレクション)のルックブックが公開された。1月5日よりNIKEアプリにてNike Plusメンバーへの先行発売が開始し、2019年1月12日(土)にNIKE.com及び一部のNike販売店で発売予定。同コレクションでは、新しいワッフルニットと機能性布帛素材を使用し、トラックジャケットやランニングショーツ、スポーツブラ、グローブ、レイヤリング用アイテムに加え、トラックジャケットは、シルバーとネオンイエロー、ピンクの3色展開でラインナップ。

Nikeの戦略の移り変わりについて理解を得るため、Highsnobietyのエディターであるクリストファー・モレンシー(Christopher Morency)が、Nikeのアパレルデザイン担当ヴァイスプレジデントであるカート・パーカー(Kurt Parker)とウィメンズのアパレルラインのデザインディレクターであるジェシカ・ロマクス(Jessica Lomax)に話を聞いた。

ファッションとパフォーマンスの分野の境目がなくなってきているNikeの戦略に魅了されています。同コレクションは、以前の戦略とは異なるように感じたのですが、この背景には何があるのでしょうか?

カート・パーカー:サッカー選手や、ランナーなどのアスリートに我々は目を向けていました。トレーニング用のフリースのグレーのフーディーは人気ですが、トレーニングや走るときには不向きでした。なので、NikeのTech Pack(テックパック)やTech Fleece(テックフリース)においては特に、そういった話になって行きました。同製品は、世界中の顧客のニーズに合わせた現代的観点から開発されたアイテムで、パフォーマンスの分野で求められることが反映され始めています。以前は、ランナーやサッカー選手が着用するものに見え、それでは全く身近なものではなかったのです。

初期のTech Fleeceは、シームシーリングのような現代的な技術を用いた黒のアクセントを利かせたグレーのカラーでした。フリースはとても重たいので、フリースの不要なものを取り除くための方法を考えてました。なのでこのTech Fleeceは、昔に比べて断然軽いのです。それから波及し始め、雨の中でランニングをするなど我々が全く予想していなかった形で、Tech Fleeceが使用されているのが見られるようになっていきました。パフォーマンスの用途で着用されていて、ランニング、サッカー、トレーニングなど多岐に渡ることが分かったのです。

ランニングやトレーニング、スポーツ、ライフスタイルを視野に入れています。Nike Football(ナイキ サッカー)のラインやランニング、その他からの要素を抽出しており、パフォーマンスよりではありますが、日常的なスタイルの要素も残しています。

パフォーマンスとファッションの境界線はどこにあると思いますか?マーク・パーカー(Mark Parker)は、Nikeがファッションブランドではないと述べていますが、Nikeがどれだけファッションに介入していると考えていますか?

カート・パーカー:Nikeがファッションブランドではないと考えているのは変わりません。我々の根幹には、スポーツと革新があります。スポーツからファッションへと移行するのではなく、ただスポーツが習慣的なもので、ライフスタイルそのものだから、違った視点でスポーツの可能性を広げています。

ストリートウェアとファッション、ストリートウェアとスポーツのコラボレーションが台頭し、全てが有象無象に行われています。我々は、ブランドにとって正しいかたちで行っていて、現代のスポーツがどうあるべきかという美学を定義したいと思っています。

Tech Packにより我々は、良い表現方法としてカスタマーや色の見た目、グラフィックや素材などへと視点を広げることができました。我々のパフォーマンスにおける今までの製品は全く同一のものだったのですが、今新たなスタイルの表現に目を向けていて、それが今なのです。Tech Packは、消費者のニーズに対する視点を広げ、色やグラフィック、素材に至るまでの可能性を広げることができています。過去のパフォーマンスラインは同じものが多かったけれど、今では新しいスタイルに着目しています。それが、我々の本領を発揮できる点なのです。

このコレクションにおけるインスピレーションはどのようなものですか?

ジェシカ・ロマクス:私は、新しいコレクションをまず撮影から始めます。その後チーム全員をワークショップの環境に置いて、既存のものから遠ざけ、新しいサンプルを作り出し、スタイリングをして新たなプロポーションを探って行きます。そしてチーム全員が、新たなコンテンツを作ることを心から楽しんでいるのです。

テクノロジーの進歩で、人間らしい体験をしたいというリバウンドが起きています。より人間らしく、より自然なかたちで高い技術を融合させるというコンセプトを我々は好んでいます。染色されていないコットンに、ネオンカラーや、ボルトカラーに染色したコットンを混合させていたり、天然の素材とハイテック素材のの混合素材もよく使用したり、耐水性のある素材を張り合わせたリネンのような天然素材を使用したりもします。

パフォーマンスとストリートについてどう考えていましたか?

ジェシカ・ロマクス:Nikeは、世界中でスポーツなどのパフォーマンスを扱う仕事をしていて、都市ごとに異なります。気候が良い例だと思います。私は最近、チームと共にニューヨークに移りました。その大きな役割は、地下鉄や、ヨガのクラス、仕事に戻ったり、友達に会うライフスタイルの中で商品を実際に試すことです。そうすることで、良い部分や悪い部分が見えてくるんです。