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Where the runway meets the street

6月の「プライド月間」に「Nike(ナイキ)」が展開する「BETRUE」コレクションが今年も、6月1日(土)に発売された。

LGBTQIA+コミュニティーの連携を象徴するレインボーフラッグのカラーをデザインに落とし込んだBETRUEは、プライドネットワークに属するナイキのデザイナーらが制作、管理するコレクションで、2012年に展開を始めた。そして、コレクションのモチーフにもなっているフラッグの起源は約40年前にさかのぼる。手掛けたのは、政治活動家でデザイナーのギルバート・ベイカーだ。

1978年、ベイカーは、ゲイやレズビアン、トランスジェンダーの人々を結びつけるポジティブなシンボルとして、8色のストライプ(ピンク・赤・橙・黄・緑・ターコイズ・青・紫)の2本の旗をデザインし、手染め、手縫いで制作。「プライドフラッグ」と名付け、サンフランシスコのプライドパレードで初めて使用したという。

パレードに向け旗の制作を頼まれたベイカーは作業を開始したものの、すぐにマゼンタ色の染料が無くなり、ピンク色を外す決断に迫られたほか、パレードの際の左右の道の旗の配色の関係から、ターコイズ色も取り除くことに。こうして出来上がった6色が、現在のプライドフラッグの原形になっている。

BETRUEコレクションは今年、ベイカーから受け継いだものを記憶に残すため、「ギルバート・ベイカー・エステイト」の協力を仰ぎ、商品を制作。フットウエアとアパレル、アクセサリーの全てに初めて、オリジナルの8色の旗と、「ギルバートらしさ」が伝わるタッチや誇りであるシンボルを取り入れた。

BETRUEプルオーバーパーカー ー7,020円
BETRUE Tシャツ ー3,240円

全商品ユニセックスで、スポーツウェア「BETRUE Tシャツ」(3,240円)は、BETRUEの文字に代わる新ロゴと、オリジナルの8色を採用。「BETRUEプルオーバーパーカー」(7,020円)にも8色のストライプをプリントした。

コレクションでは5つのシューズをそろえ、それぞれのシューズの右足の中敷には旗の8色を各意味と一緒にデザイン。左足の中敷にはピンク色でベイカーのサインを記した。ベイカーがデザインしたものを自ら手作業で仕上げたことから、シューズには8層のスウッシュ(ナイキ エア マックス 90 BETRUE)やレインボーの旗(テイルウインド 79)などを加え、手作り感を出した。

ほかに、Nikeのソックスとして初めてラメを使った「ナイキ スパーク ライトウェイト クルーソックス」(1,944円)や、同じくラメを使った「ナイキ ヘリテージ ショルダーバッグ」(2,700円)などもラインナップする。

テイルウインド 79
ナイキ エア マックス 90 BETRUE
ナイキ エア マックス 90 BETRUE
ナイキスパークライトウェイトクルーソックス ー1,944円
ナイキヘリテージショルダーバッグ ー2,700円

2019 BETRUE コレクションは、NIKEアプリ「SNKRS」と、NIKE.COM、一部のNIKE販売店で販売。