PRADAとユネスコ、世界10都市で海洋サステナビリティ教育プログラム
- By HighsnobietyJapan in life
- 2020年2月15日
「PRADA(プラダ)」は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の政府間海洋学委員会(以下IOC)とサステナビリティと循環経済に焦点を当てた教育プログラムを発表した。2月~5月の4カ月間にわたり世界各地の中学・高校を対象に展開する。
海洋と海洋資源に対する意識や責任ある行動について若い世代を教育し、意識の向上を図ることで、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の17項目や持続可能な開発のための2030アジェンダに沿ったサステナブルな消費行動を促進する目的。
再生ナイロン素材を使う「プラダ Re-Nylon」カプセルコレクションのローンチに続くプロジェクトで、サステナブルな選択に対するプラダ・グループの公約を強調。プロジェクトの資金として、Re-Nylonカプセルコレクションの売り上げの一部を、海洋科学の領域で最も権威ある機関であるユネスコIOCに寄付する。
今後数カ月間にわたり、世界10都市(ベルリン、メキシコシティ、ヨハネスブルグ、リスボン、ロンドン、ミラノ、ニュー ヨーク、パリ、上海、ベニス)の高校教諭がオンライン上でセミナーに参加。サステナビリティに特化したテーマの授業4回で構成する教育モジュールの開発方法を学ぶ。
プロジェクトでは、海洋とその重要性、プラスチックごみなどの海洋汚染の問題、ファッション分野での持続可能な生産へのコミットメントについての理解を調査し、海洋の保護を促進。4回目の授業には学生も参加し、海洋保全に関する啓発キャンペーンの企画に取り組む予定。
5月には、プラダやユネスコの代表者から成る国際審査委員会が優秀なキャンペーンを選び、
選ばれたキャンペーンは6月2日(水)~6日(土)にリスボンで開催される第2回国連海洋会議でユネスコIOCの活動の一つとして発表。その後、プラダとユネスコが保有する
チャネルやpradagroup.comでも公開する。