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From the ground up

スポーツブランド「PUMA(プーマ)」は、個人に適したフィッティングを自動調整できるテクノロジープラットフォーム「Fit Intelligence(Fi)」を発表した。

最初に登場する「Fi フットウェア」は、トレーニングや軽快に走るために開発したトレーニングシューズで、着用者の足の形状を読み取り適応させる技術を搭載。Fiモジュールを上下にスワイプすると、独自に構成されたケーブルシステムがマイクロモーターを使いフィッティングを調整するという。スマートフォンアプリやApple Watchとも連動し、運動中や移動中にフィット感を確認し調整も可能。

 

香港で開かれた発表イベントでは、会場で世界的な技術開発投資のリーダーの一人、べイ・マクラフリンによる性能テストの映像を上映。キャンペーンビジュアルには、カーレーシングドライバーのルイス・ハミルトンが着用し登場する。

同プラットフォームのベータテストプログラムもリリースされた。テスト参加者を一般公募し、4月29日(月)までの期間、プーマのトレーニングアプリ「PUMA TRAC」またはオンラインの申込フォームから申し込みを受け付ける。条件は満18歳以上で、日本国内をはじめ、アメリカ合衆国・ドイツ・イギリス・香港(中国)・スウェーデン・デンマーク・ノルウェイ・スペイン・インド・トルコ共和国の在住者。

プーマが選出したベータテスト参加者は後日、Fiトレーニングシューズを着用し、ユーザビリティやデザイン、技術、履き心地などの意見や感想を共有する。

70年の歴史を持つ同ブランドのスポーツとイノベーションの分野は、1968年にベルクロストラップ付きの最初のレースレスシューズ、1991年にはプーマディスク付きの最初のケーブルクロージャーを発表。Fiは、2016年にリリースしたワイヤレス接続されたアダプティブ・フィットシューズ「Auto Disc」の前身で、ユーザーインターフェイスや耐久性の向上に取り組み、通気性あるアッパーや、より小さく軽いテクノロジーを開発したという。

Fiトレーニングシューズは、2020年に一般発売予定。