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Where the runway meets the street

Stella McCartney(ステラ マッカートニー)は、パリファッションウィーク中に2019-20年秋冬コレクションを発表した。

今シーズンはイギリスのクラブカルチャー「ノーザン・ソウル」から着想を得ており、シグネチャーである力強いカッティングをベースに、実用性とアップサイクリング要素を融合。カラーパレットにはクラシックなビスケットブラウンやブラック、グレーの組み合わせ、ボトルグリーンやバーガンディといった色が揃い、ビビッドブルーやピンクイエローなどの鮮やかなカラーがアクセントを加えている。

度々登場した肩を強調したコートやドレス、ワイドレッグのパンツは「構築性」という今シーズンのキーワードを想起させた。

メンズウェアで特に印象的だったのが、バーガンディブラウンの「Fur-Free-Fur(ファー フリー ファー)」コートだ。ボリューム感あるコートはもちろん名前の通りリアルファーを使用しておらず、今シーズンもステラの自然や動物へ対する愛情が感じられた。他にもワックスパネルの切れ端やなどを集めて材料にしたミリタリーコートが登場し、脱構築と再構築とを合わせた手法を見せた。

また今ショーでは、同じくイギリスを代表するブランドHUNTER(ハンター)とのコラボレーションブーツを発表。ナチュラルラバーのスカルプチャーソールに、ネオプレンに代わる植物由来のYulex™製ソックインサートを組み合わせた、サステナブルなブーツとなっている。

さらに今回は熱帯雨林の保護キャンペーン「There She Grows」ともリンクしており、コレクション全体を通してオーガニックコットンやエコキャンバスを使用。認証された森林から調達されたサステナブルビスコース(レーヨン素材)なども用いた。

なおHUNTERとのブーツはメンズ・ウィメンズともに、ブラック・クラッタ―グレー・オリーブの3色で展開される。Stella McCartneyのストアおよび公式オンラインストア、一部卸売チャネルと、Hunterboots.comで9月より販売予定とのこと。

ルックの一覧は下記のギャラリーから。