style
Where the runway meets the street

英ファッションブランド「STORY mfg.(ストーリー エムエフジー)」が、2021年春夏コレクション「Fil Mish-Mish」を発売する。

環境への負荷を極力排除する「ゼロ・インパクト・プロダクト」を心掛け、オーガニック素材や天然染料、生産を行うインドのパートナーとの公平な利益分配を行っている。

今回は親しい友人との会話の中で、希望的な質問に答える際に用いられるアラビア語「Fil Mish-Mish(フィル ミシュミシュ)」をテーマに採用。「アプリコットが咲く時」を意味し、英語では「豚が飛ぶ時」など現実には起こり得ないことを指すという。

生産を行うインドでは新型コロナウイルスの影響が大きく、ロックダウンなどによりコレクション製作への不安が募ったが、コロナ禍でもパートナーシップを継続し、今回の新コレクションが完成した。

コレクションではできる限り多くの現地パートナーと関われるよう、新たなナチュラルダイイングを取り入れ、ハンドニットやクロシェの技術も加えている。オーガニックリネンを用いたシリーズでも多くの職人と仕事を共有するため、これまで以上に複雑で多くの刺繍を依頼。

先シーズンから取り入れているブロックプリントでは「Worn Spiral」とのコラボレーションアートワークを採用。オーガニックコットンを使用したベルベットは植物のミロバランとインディゴを混ぜ、味のあるグリーンに手染めで仕上げた。オレンジにはアカネ草の根を用い、手織りのスパイラルジャカードには絞り染めのリネンを使用している。