style
Where the runway meets the street

ブランド:Taiga Takahashi(タイガ タカハシ)

1995年生まれ、英ロンドン国際芸術高校に入学後、セントラル・セント・マーチンズに進学し、卒業後ニューヨークでブランドをスタートした髙橋のデビュー2シーズン目となる今回のコレクションでは、1920年代までさかのぼり、アメリカの資本主義により大量生産されるようになった衣服に着目。経済を支える十労働者が着るワークウェアの直線的な縫製や、平面的なパターンによる簡易化を、髙橋の視点で着物の設計と重ねた。

「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」というブランドコンセプトらしく、考古学の観点から服を研究。全てを直線的に裁断し平面的な構造から生まれる美しい形や、世代を超えて引き継がれるものとして、日本古来の和装の精神と米国の大量生産の合理的なマインドを融合させた。