style
Where the runway meets the street

デザイナー牧大輔によるアパレルブランド「ULTERIOR(アルテリア)」は、日本古来の石庭の構成術から着想を得て、自然の色彩を「愛」で敬う日本的美意識を反映させた2020年 秋冬 コレクションを発売する。

ULTERIORは、表現素材を極限まで絞り、素材が持つ本質的な魅力で「余白」や「不均衡(不完全)」の美しさを表現する、日本古来の美意識をブランドのアイデンティティに据える。

今季は、スラブ糸で織り上げることで不揃いかつ不完全な柄を表現したスラブツイードや、カシミヤをブレンドしたTOP糸を使い大柄なヘリンボーン柄で織り上げたメルトン、石庭の砂紋からイメージし、撚り杢糸を使用することで奥行きのある柄を表現したカバートクロスなどを展開。

石庭にまつわる情景を様々なニュアンスのグレーのカラーパレットで構成しながら、使い込まれた縁側や庭を囲む朽ちた土塀からイメージした「UMBER BROWN」、石庭の中で静かにたたずむ苔などから着想を得た「TEAL GREEN」などをキーカラーに、これまでのシーズン同様ミリタリーやワークウェアなどの普遍的なアイテムを再構築し、ラインナップする。