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IKEA x Virgil Abloh

IKEA x Virgil Abloh

IKEA x Virgil Abloh

IKEA x Virgil Abloh

「イケア(IKEA)」×「オフ-ホワイト(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のコラボプロジェクトが昨年に発表されたあと、デザイナーの「ヴァージル・アブロ(Virgil Abloh)」が手がけるホームウェアアイテムには大きな注目が集まっている。

具体的なリリース情報はまだ未公開になる一方、今回のコラボアイテムについての様々な情報がすでにソーシャル・メディアで流されている。イケアも最近、コレクションのプレビュー写真を公開した。

我々、『ハイスノバイエティ(Highsnobiety)』では、今回のコラボアイテムやデザイン理念、発売日などの情報をまとめてみた。

一部のコレクションアイテムは、イケアのデモクラティックデザイン・デーに発表

『ハイスノバイエティ』は、スウェーデンの南部都市エルムフルトのイケア本社で行われた『デモクラティックデザイン・デー(Democratic Design Day)』に参加した。そこで、「イケア」×「オフ-ホワイト」コレクション一部のアイテムが展示されていた。“WET GRASS”という文字が描かれた緑のラグマットや、テーブル、シェーズ・ロング、コーヒーテーブル、棚、椅子、または“SCULPTURE”のデザインが描かれたブラウンのバッグなどのアイテムが公開されていた。全てのアイテムには“PROTOTYPE”のデザインが描かれたラベル付きで、見本として最終的なデザインと異なる可能性もある。

気になる値段は?

アイテムの値段については、一部公開されている。

テーブル 279ユーロ
椅子 69.95 ユーロ
シェーズ・ロング 99.95ユーロ
シェーズ・ロング用クッション 99.95ユーロ
追加クッション 9.99ユーロ / 12.99ユーロ

“WET GRASS” ラグマット 220ユーロ
レシートラグマット 59ユーロ
“DISTORTION”ミラー 159ユーロ
モナ・リザ 49ユーロ
テンポラリー・クロック 24.95ユーロ
“SCULPTURE”バッグ 9.99ユーロ / 12.99ユーロ

コレクションのリリース日

現時点で公開されたアイテム以外に、「イケア」x「オフ-ホワイト」のフル・コレクションは、2020年に公開される予定で、具体的なリリース日はまだ明らかになっていない。

コレクションには、写真家「ジム・クランツ(Jim Krantz)」とのコラボも

先日、「イケア」はコレクション最初の公式写真をリリースし、中には、“STILL LOADING”と“Flooring”の文字が描かれたラグマットの写真も公開されている。

「イケア」はまだ具体的な情報を公開していないが、ラグマットにプリントされた写真は、「シュプリーム(Supreme)」のコラボレーターでもある写真家の「ジム・クランツ」による写真だと見られる。

IKEA x Virgil Abloh

ヴァージル・アブローのライブストリーミングもコレクションのアイテムをリーク

ヴァージルは、4月30日にニューヨークで行われたライブストリーミングでも、コレクションのアイテムを一部紹介した。

三角の赤いドアストップや「自分の愛用品を展示する」というテーマの透明の飾り棚、または以前インスタで公開していたラグマットを含め、ヴァージルがいくつかの見本を紹介した。

ミレニアル世代が購入しやすいような値段を設定すると述べた同デザイナーは、コレクションのアイテムを「イケア」の標準価格で販売すると話した。

コレクションにはさらに多くのラグマットが揃える

現時点でリリースされたラグマット以外にも、さらに多くのマットアイテムが発表する予定だという。2017年10月にヴァージルがインスタでラグマットをリークした以来、インスタユーザーによる“KEEP OFF” と“BLUE”文字のラグマット写真も投稿されてきた。

「オフ-ホワイト」x「イケア」のフラクタ・バッグ

今回のコラボプロジェクトが2017年6月に発表された時、「イケア」は、ヴァージルが“SCULPTURE”の文字デザインが入った黄色いフラクタ・バッグを持つ写真を投稿した。

写真は「イケア」のイノベーションラボで撮られるように見られ、バッグは最終的なデザインになるかどうかはまだ明らかになっていない。バレンシアガの“イケア風”バッグはまだ記憶に残っているだろうが、「オフ-ホワイト」も「イケア」のバッグにインスパイアされ、新たなアイテムを発表するのだろう。

目標顧客は、“新居を構えるミレニアル世代”

「イケア」はホームページで、「この度、『イケア』と『オフ-ホワイト』は手を組んで、新しい人生を始まるミレニアルたちに、部屋づくりに提案する」と書かれた。

「大人の人生を始まる若者たちが、人生初めて自分が住む空間を考え、彼らこそは目標顧客なのです。多くの人はいままで、両親とともに生活してきて、家具なんかは自分で考えなくて済みました。しかし、これからは自分で決断し、自分の美学で、買い物を判断しなければなりません。私は、彼ら最初の買い物には興味を持っています」とヴァージルが語った。

『システム・マガジン(System Magazine)』第10号では、今回のコラボを詳しく掲載

世界中のホットな話題をいち早く、簡潔にレポートする「システム」誌では、ヴァージルを特集した。

2017年ファション業界の風雲児「ヴァージル・アブロー」をカバーにし、ドイツのフォトグラファー「ユルゲン・テラー(Juergen Teller)」が撮影を行い、極めて入手困難な一冊となった。6カ月間にわたる密着取材の中、「オフ-ホワイト」の創業者であるヴァージルやアートキュレーターの「ハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)」、そして建築家の「レム・コールハース(Rem Koolhaas)」のインタビューを通じ、本誌今回のテーマである“What is Virgil Abloh?”の答えを導き出す貴重な一冊となるのだ。

雑誌のページを下でチェックしてみよう。中には、コラボのコレクション情報も満載だ。