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Where the runway meets the street

神話、超自然現象、オカルト、儀式、シャーマニズム、地球外知的生命体、UFOなどの神秘を着想源に、科学一辺倒の世界へ疑問を投げかける新ブランド「WORLDISMINE(ワールドイズマイン)」が始動。伊勢丹新宿店本店にポップアップストアをオープンした。

拠点、主宰者は明らかにされておらず、世界中のアーティストと共に洋服を中心とした表現を行うという。第1弾は、ブランドコンセプトに共鳴するファッション、音楽、アートなど様々なジャンルで活躍するミュージシャンのゼイン・レイノルズ(Zane Reynolds)、L.A.在住アーティストのクロエ・マラッタ(Chloé Maratta)、オーストラリア在住アーティストのニック・メズ(Nick Mez)ら3人のアーティストが参加。

レイノルズは、ソロユニット「SFV ACID」としても活躍するミュージシャン兼、哲学者。西海岸の音楽グループ「The SAMPS」や、LAを中心に活躍するアーティスト「NITE JEWEL」、「SAINT LAURENT(サンローラン)」期のエディ・スリマン(Hedi Slimane)などに愛され活動を行っている。今回は、オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)が創造した運動を主体とする芸術「オイリュトミー」と、人智論から着想を得て、空想的な世界観と日常生活を融合させたデザインに仕上げた。

 

マラッタは、グラフィック、ジュエリー、サウンドなどを通して表現するアーティスト。2013年から2019年までアーティストフラナリー・シルヴァ(Flannery Silva)と共に音楽プロジェクト「Odwalla1221」を展開。これまでにNYの美術館「Swiss Institute(スイス・インスティチュート)」でのグループ展示や、アーティストのジョーン・ロバートソン(Joanne Robertson)とのデュオ展示を英ノッティンガム・トレント大学で開催した。過去に発表したグラフィックを再利用し、若い頃に影響を受けた雑誌の切り抜きの中に「急ぎすぎないで自分を大切に」というメッセージを含ませデザインした。

メズは、マルチ・レーベル「Pelvis(ペルヴィス)」や、ブランド「Worldwind Worldwide(ワールドウィンドワールドワイド)」などで活躍。90’sのグラフィック・タイプフェース、グラフィティー、当時のレイヴ・フライヤーを新たな捉え方で表現している。デザインには「自分のものであり、そして誰かのものである美しく愛すべきこの世界を共に楽しんで生きよう」という思いを込めた。

各作品の解説はあくまでもアーティスト達の中の世界であり、全ての解釈は受け手に委ねるという。

WORLDISMINE FIRST POP UP in ISETAN Seed –Daily index-
会期:9月2日(水)〜9月15日(火)
会場:伊勢丹新宿店本店 1階 婦人雑貨

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