伊丹豪トークイベント
美術手帖編集長ら3人で「写真」語る
- By HighsnobietyJapan in art
- 2019年6月25日
東京・南青山の「agnès b. galerie boutique(アニエスベー ギャラリー ブティック)」で開催中の写真家・伊丹豪による個展「ENTAILMENTS JOURNEY」関連企画として7月7日(日)、トークイベントが開催される。
トークショーでは、伊丹と彫刻家・冨井大祐、「美術手帖」編集長の岩渕貞哉の3人が登壇。テクノロジーの進化で変化を続ける「写真」に対する伊丹の向き合い方や、展示作品について解説するほか、それぞれの立場からの意見を交わす。トークショー開催時間内に関連商品を購入した人を対象にサイン会を行い、来廊者全員にドリンクもサービスする。
1976年生まれ・徳島県出身の伊丹は、写真集「study」「this year’s model」「photocopy」などで海外からの評価も高く、今回展覧会名にも掲げ日本語で論理的帰結を意味する「entailments」は、伊丹にとって写真で言う絞りやシャッタースピード、ピント位置など光学的操作の結果がイメージを決定することを指しているという。
entailmentsのアナグラムが「sentimental(センチメンタル)」であることも重要で、展示する作品は、1971年に出版された荒木経惟の写真集「センチメンタルな旅」そのもののアナグラムでもある。当時の荒木の私写真宣言がその後の国内の写真の流れをつくったことも含め、現代社会や写真を撮る行為への疑いに対する伊丹なりの回答が表現されている。
限定記念Tシャツも、同日から販売する。価格は4,500円(税抜)、サイズはS / M / L、数量限定。同展の開催時間は13:30~18:30。月曜休廊。7月21日(日)まで。
伊丹 豪 × 冨井 大祐 × 岩渕 貞哉トークショー
日時:2019年7月7日(日)14:00~16:00
会場:agnès b galerie boutique
入場無料