art

ラウンジ・ディスプレイスペースを併設した新橋・虎ノ門のスケートパーク「QUCON(キューコン)」が写真家、森山大道とのコラボレーションコレクションを発売。

森山は、1959年から岩宮武二、細江英公に師事し、1964年に独立。「アレ・ブレ・ボケ」と形容されるハイコントラストや粗粒子画面の作風を確立。東京の街を独自の視点で切り取ることで写真に緊張感をもたらし、世界的に高く評価されている。

コレクションは、Tシャツ5型、ジャケット2型、バッグ4型で展開。長らく欲望の象徴として写真に収めてきた唇をモチーフとし、プリントする。

アイテムは7月から8月にかけて順次発売。ローンチとなる7月15日(月)には「Evisen Skateboards(エヴィセン スケートボード)」とNaoki-Rとの協業で完成した森山大道スケートボードデッキ15型をQuconで先行発売する。Quconの内装は7月15日(月)~8月31日(土)の期間限定で特別仕様に一新。併設されたスケートパークで森山の世界観を映し出すという。

森山は「僕は、写真は何らかのものに印刷されて社会に流通することで成立すると思っています。ですから、通常写真集の出版が僕の喜びなのですが、様々な依頼があって、僕の写真がTシャツにプリントされたり、ポスターになったりと様々なグッズになったりすることもあって、それはそれでとても楽しいものです。写真が世界にばらまかれる方法は何でもいいのです。撮られたイメージが世界に還元していくことが重要なのです。とは言え、まさか僕の写真がスケートボードになったり、スケートパークの内装になるとは思いもよらなかった。僕の写真がプリントされた内装の中で、僕の写真がプリントされたスケボーを使って沢山の人達が滑っている姿を早く見たいと思っています」とのコメントしている。