style
Where the runway meets the street

ブランド:Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)

タイトルである「BORN TO REWILD」が、コットンアンダーウェア、エンブロイダリーデニム、フォーマルフィルクーペ、ピンストライプジャカードスーツなどに様々な形で落とし込まれたコレクション。

テイラリングやシャツ、オーガニックデニムに採用した、カットアウトや裂け目をパターンに持ち込んだ新しいシルエット、京都から着想を得たブローセル・クリーパーズ、フットボーラーの様な誇張した肩と絞ったウエストなどに個性が光る。

ネオンカラーのサマータータン「マカンディ」は、18世紀のフランス人のブリティッシュドレスへの熱狂から着想し、1998年の「アングロマニアコレクション」で生み出されたもの。今回はプラットフォームシューズやキルト、コルセットスカートやボマージャケットにカラフルなタータンのツイード生地を使用。

ブルーとホワイトのイングリッシュスクールストライプスーツやイギリス発祥のジャガードデニムのスタイルには、ケン・ラッセル(Henry Kenneth Alfred Russell)の写真集より、テディガールをイメージしたプラットフォームサンダル、14世紀のドイツの針仕事をイメージした幾何学模様のニットウェアを合わせた。

メゾンの代名詞ともいえるハートのモチーフは、ゆったりとしたジャカードのフェルパやニットウェアのほか、巧みなパターンワークを活かして新しいシルエットのドレスやコルセットにも採用。

インフィニティ&サターンプリントのユニセックスのテイラリングはホロスコープ占星術のサターンリターンから発想し、大きな変化と変容の時期といった意味を込めた。